「あー。ビールが飲みたいっ！」

なんて思う日はありませんか？
この日は、仕事帰りに電車が混雑していて、思わず川崎駅で途中下車してしまいました。
夫を巻き込んで、現地集合で前から気になっていたクラフトビールのお店に行こうかなと思います。

以前ハマサキでご紹介したガラス細工の工房が経営しているクラフトビールのお店なんですよ。
今回は「東海道BEER川崎宿工場」をご紹介します。

大人の空間。川崎愛があふれています！

京浜急行「川崎」駅から「ダイス川崎」と「ウィングキッチン川崎」の間を通り、砂子1丁目の信号を左折します。
旧東海道を道なりに歩き「カクヤス」の手前で左折したら、トンボとイチョウの切子模様が目印の東海道BEER川崎宿工場に到着です。

カウンターと2人がけのテーブル席は全部で14席あります。

店内は明るすぎず暗すぎず、大きなビール樽を眺めながらビールをいただくことができますよ。

奥の壁には、ビールサーバーがあり、その上にはプロジェクター代わりに映画が放映されていました。

私はテーブル席に座りましたが、テーブル席の横の壁を見ると川崎を象徴する街並みが描かれています。

トイレ前の鏡もおしゃれでしたね。

そして、カウンターにある苔のテラリウム3つは、東海道GLASSでグラスを作ったお客様からプレゼントされたそうです。
お店の雰囲気になじんでいてとてもステキですよね！

クラフトビール誕生のストーリーが文学的なんです！

夫より先に着いたので、待っている間にメニューを見ます。
メニューもトンボとイチョウがデザインされていますね！

クラフトビールを選ぶ楽しさに日頃のストレスが吹き飛びます。

ビールの名前を見てどんな味か想像するのも楽しいし、メニューの後ろのページに詳しく書かれていたストーリーを見るのも、選ぶ決め手になりました。

まずは「薄紅の口実」のSサイズを注文しました。
ジャパン・グレートビア・アワーズ2020で銅賞を受賞したビールです。
ご覧ください。ほんのり赤いんですよ。そして、いちごの甘酸っぱい香りがします。

ビールを飲みながら、すでに次のビールを選ぼうとメニューをめくります。
次は「3種飲み比べ」で決まりです！どのクラフトビールも誕生のストーリーがとても文学的です。まるで小説を読んでいるような気分になり、ワクワクしながら選べますよ！

「3種飲み比べ」をいただきます！

「薄紅の口実」を飲み終わったところで、夫と合流しました。
夫も「3種飲み比べ」にするというので、2人でそれぞれ選びます。

私が選んだビールは、左から、

「1623」：東海道川崎宿起立の年を名付けたビールで、当時を想像しながらいただきます。
「玉孔雀」：稲毛神社の御神木をイメージしたビールで、御神木のごとく「ズシッ！」くる味わい。
「Primo amore」：イタリア語で「初恋」だそうです。カカオとバニラが香るチョコレートビールです！なくなり次第終了だそうです。私はこのビールが一番気に入りました。

夫が選んだビールは、こちら。

「1623」：私と同じものをチョイスしています。
「麦の出会い」：オレンジピールとコリアンダーで仕上げた複雑な味わいのビール。
「黒に浮かぶ」：川崎の工場夜景をイメージしたビールは、黒ビールにコーヒーとマンゴーをブレンドしたものです。
夫は「黒に浮かぶ」が気に入ってSサイズをおかわりしていました。

切子グラスは底までしっかり彫られています。店員さんに聞いたら、全て手彫りで同じものはないそうです。

そして、東海道GLASSで切子グラスを作った方は、もしくはこれから作ってみたい方はご注目。
自分で作った切子グラスに、ビールを入れることもできるみたいですよ！

カウンターのお客さんが食べていた厚切りベーコンを見て、思わずお腹がなりました。
フードメニューから、和牛コールドコンビーフを注文します。
なんと、川崎の肉卸問屋である「肉の宮代」のものです。

フードメニューの一部は、川崎の企業同士でコラボしており、「ホテル縁道」の胡桃の飴がけスパイス風味、「川崎屋東照」の宿場駄菓子かりんとう（きんぴらごぼう）、川崎大師「住吉」のカレーカシューナッツなど、川崎ゆかりがあるお店の逸品もビールのおともとしていただけるのです。

和牛コールドコンビーフが到着しました。
ダイス状にカットされたコンビーフはうま味たっぷりで、口の中でしゃりしゃりとした食感！あっという間になくなったのはいうまでもありません。ごちそうさまでした。

そろそろ、お会計しましょう。お支払い方法は各種対応していますよ。

2人で行きましたが、1人でも入りやすいお店です。
川崎に来たら足を運んでみてはいかがでしょうか。