10年に一度の貴重な体験!川崎大師の「大開帳奉修」
この世に幸せになりたくない人はいません。神頼みをしてでも「幸せ」をガッチリ掴みたいものです。
その上で、日々の暮らしを楽しく慎ましく暮らしていけたらいいのではないかと。
今回は、大本山川崎大師 平間寺(以下、川崎大師)をご紹介します。
厄除けや交通安全、家内安全で有名な川崎大師では、5月1日から31日まで大開帳がおこなわれていました。10年に一度の吉例行事!
平日なのに、表参道から休日の如く混んでいて、とてもにぎわっていましたよ!
赤札のご利益をいただきたい!
大開帳奉修とは、江戸時代から続く行事で、ご利益のある「赤札」をいただくことができる行事です。年末年始のお参りとはまた違った趣がありました。
川崎大師の大開帳は、江戸時代から続き、特別にご本尊さまをお開帳し、
出典:川崎大師公式ホームページ|https://www.kawasakidaishi.com/daikaicho/
供養を捧げ多くの法要がとりおこなわれます。
大開帳期間中、当山貫首の感得によって尊い護符「赤札」がご参詣のご信徒に授与されます。
大開帳期間ご本尊さまより繋がるお手綱が大本堂前の供養塔に設けられ、
これに触れることで、数多くの人々がご本尊さまとより親しくご縁を結ぶことができます。
大本堂内では、お開帳されたご本尊さまの前に御戸帳(みとちょう)という
金の大きな幕が張られます。
この御戸帳は毎朝夕、川崎大師双盤講(そうばんこう)講員の唱える
双盤引声念仏(そうばんいんじょうねんぶつ)にあわせてお開帳、お閉帳されます。
お守りの赤札には、弘法大師の直筆と言われる「南無阿弥陀仏」の6文字を版にして、手刷りされたものだそうです。この赤札を手に入れることで、無量の功徳。つまり、赤札のご利益が得られるというものです。なお、赤札授与の時間は定まっておりません。
恥ずかしながら、川崎市民なのに今回初めて知りました。
そして、私はGW明けにも川崎大師周辺を散歩したのですが、こんなに混んでいなかったです。
広報の方に尋ねたら、月の後半になるほど平日でも駆け込みで混み合うそう。私もその中の1人です。
長蛇の列に驚きを隠せない!
とある平日。行列の最後部を探します。
すると信徒休憩所のさらに先、釈迦尊像や薬師堂のあたりでした。家族で、友人同士で、おひとり様で、びっしり並んでいます。
天気が心配で、暑さ対策の帽子と水、寒さ対策のカーディガンを用意しましたが、この日は暑すぎなくてラッキーでした。
実は前日にも列に並んだのですが、行列が動かないうちに次の予定時刻が迫っていて、その日は残念ながら受け取れませんでした。だから、今回はリベンジです!
2人以上で並んでいる人は、おしゃべりしていたり、ベビーカーを押してきている人は赤ちゃんに語りかけたりしています。稀に見る穏やかな光景でした。
私はスマホを見ながら待っていましたが、本を読みながら待っている人もいましたね。その手があったなと思いました!
歩いて歩いて、まるでツアー?それとも修行?
20分ほど待ったところで、お寺の関係の方から「まもなく列が動きまーす!」と声がかかります。
この場所、老若男女びっしり並んでいたのですが、スマートな誘導で少しづつ流れていきました。
ここからは、止まることなくゾロゾロと進んでいきます。
途中、串焼きのお店からおいしそうな匂いが漂ってきて、お腹がなりそうになりました。
そして、階段をのぼっていよいよ大本堂へ入ります。お寺の職員の方は足の不自由な方のサポートをしておられました。頭が下がります!大本堂の撮影はNGでした。途中で手を合わせている人が多かったです。
大本堂を抜けてまだまだ歩きますよ!今度は信徒会館に入るための渡り廊下を歩きます。
これはご利益にあやかるための修行なのかもしれないと思いながら進みました。
信徒会館に入ると、左のエレベーターの扉が開きました。足の不自由な人がお寺の職員の人に付き添われています。
ここからは、階段をおりていきます。すると、ようやく聞こえてきたのは…
「ここからは4列に並んでくださーい!」とゴール目前を知らせる職員の声でした。
そして、小銭入れる供物台があったので、慌てて小銭を用意して、やっと受け取ることができました。
おふだ入れも購入して記念撮影。赤札は自宅の仏壇に飾りました。
次の大開帳奉修は2034年!
最後に、今回の教訓として、10年後の参考になればと思います。
- 暑さ対策と行列対策をしておくこと
- 前もってトイレに行っておくこと
- 時間には余裕を持って並ぶこと
- 小銭を用意しておくこと
歩いていたら後ろの方から、「また10年後も元気に来れたらいいわね!」
イキイキとした女性の声が聞こえてきました。そうですね。健康第一です。
赤札のご利益を得て、また10年後に川崎大師の大開帳奉修に足を運べたらいいなと思います。一緒に並んでいたみなさん!本当にお疲れ様でした。
エリア情報
大本山川崎大師 平間寺
住所:神奈川県川崎市川崎区大師町4−48
アクセス:京急大師線「川崎大師」駅から徒歩10分
TEL:044-266-3420(9:00~16:00)
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