川崎の新たなシンボル!高層棟と復元棟からなる「川崎市役所新本庁舎」
川崎区の新しい観光スポット「川崎市役所新本庁舎」。
地下2階と地上25階からなる高層棟と、旧本庁舎を復元した3階建ての復元棟からなる建物です。
夜になるとライトアップもおこなわれており、年間スケジュールの予定をもとにさまざまなシンボルカラーを建物に投射。
魅力だらけの新本庁舎とともに新築復元された復元棟と、地元老舗菓子屋とのコラボメニューが話題の併設されたカフェ「UNI COFFEE ROASTERY」をあわせてご紹介します。
復元棟1階「正面玄関」
まずは、復元棟の入口にある旧本庁舎の正面玄関です。
こちらは解体まで創建時の姿を多くとどめた空間だといい、以前の部材がかなり残されています。
扉のレリーフの再利用をはじめ、壁の仕上げにも当時の部材が使われているそう。
ぜひ、振り返りながら見上げながら通ってみてください。
復元棟1階「旧本庁舎歴史展示」
そのまま玄関を抜けて左側に進むと、旧本庁舎の歴史紹介や当時の装飾品を飾る展示室があります。
旧本庁舎の歴史を振り返る映像や、旧本庁舎解体から新本庁舎完成までのタイムラプス、復元部材の紹介の映像がモニターに映し出されていました。
旧本庁舎を支えていたという長さ約5mの松の丸太や砂利の実物もガラスの床下で展示。
その先にある松杭ベンチに座りながら、資料映像をみられるようなつくりになっています。
復元棟2階「旧市長室」
次に創建当時の旧市長室を復元した展示空間へ。
市長が執務をおこなうデスクやイスのほかに、歴代市長の写真が飾られていました。
室内の銅製の窓や照明器具、内装の多くは改修されたようですが、飾り暖炉や木目塗りの銅製扉、衝立は創建当時の現存のものが使用されています。
印象的なのはデスクのそばにある大理石の「飾り暖炉」。
こちらは暖房器具を収めるための専用ケースだといいます。
放熱器のカモフラージュと接触防止のためのグリルには、富士山を背景に飛行機が飛び、工場や六郷橋、汽船のあしらいが!
当時の川崎の風景が表現されたデザインで川崎らしさが満載です。
デスクの反対側には年表も飾られていました。
さらにディスプレイが設置されており、川崎市の歴史年表や川崎市映像のアーカイブをみることができます。
地域にある有名な建物の創建時のニュース、庶民の文化や当時の流行り病に至るまで、川崎のさまざまな歴史を映像で振り返れる貴重なスペースです。
併設カフェ「UNI COFFEE ROASTERY」
正面玄関に戻り、川崎市役所本庁舎の復元棟に併設されたカフェに向かいます。
2024年4月15日にオープンしたばかりです。
お店の魅力は整理券が配られるほど人気の生ドーナツ。
ふんわりとした生食感を再現するために、ひとつひとつを手作りで製造しているのだとか。
廃棄される予定だった規格外の素材を使用した、サステナブルスイーツとして注目されています。
販売時間が毎日2回。
11:00〜と14:00〜で決まっています。
各時間で販売の個数制限もあり、6個入りのアソート20セットをひとりワンセットまで。
売り切れ続出とのことで、残念ながらこの日はお目にかかれませんでした。
コラボメニューを注文!
ほかにも川崎市役所店限定で、川崎大師の「川崎大師 山門前 住吉」とのコラボ商品も販売されています。
「住吉の久寿餅入り黒糖トニック」650円(税込)
「住吉の久寿餅アフォガート」780円(税込)
「住吉の久寿餅 キャラメル仕立て」1,100円(税込)
「住吉の久寿餅フラッペ」750円(税込)
以上の合計4種類。
住吉の看板商品である久寿餅を使用したオリジナルコラボメニューとなっているそうです。
その中からこれからの暑い季節にぴったりなフラッペを注文して、席を探します。
復元棟の広場の前にあるパラソル付きのテラス席が気になり、利用可能か店員さんに確認したところ、カフェ利用者以外も使用できるエリアとのこと。
過ごしやすい時期なので開放感のあるテラス席に座りました。
冷たいフローズンドリンクの上に生クリームがたっぷりトッピング。
粗目に砕かれた久寿餅がザクザクと入っており、もちもちとした食感がクセになるドリンクです。
住吉の特製きな粉と黒蜜の味わいが絶妙で、ストローでひとくち口に含むごとに幸福感で満たされます。
まさに和と洋のいいとこどりの飲むスイーツ。
川崎市役所店でしか味わえないとのことで、これから地元の味代表になりそうな予感がします!
25階「展望ロビーとスカイデッキ」
1階の総合受付の奥にある情報発信コーナーに移動してきました。
川崎市のロゴでもある川の字になったベンチで、川崎にまつわるアーカイブ映像が流れています。
市民から寄せられた川崎各所の写真展示もあり、川崎の魅力がギュッとつまった一角です。
そのうしろにあるエレベーターを利用して、2023年11月6日から一般開放された25階の展望フロアへ。
新市庁舎の高層棟の展望ロビーとスカイデッキに向かいます。
ガラス越しにみえるその絶景はまるで異世界!
川崎市内はもちろん、東京のシンボルである東京タワーやスカイツリー、横浜ベイブリッジ、富士山方面の景色までを一望できます。
天候がよければアクアライン先の木更津辺りもみえました。
展望ロビーから歩いて上部が開放されているスカイデッキを進み、360度ぐるっと一周できる順路。
遮るものは何もなく見晴らし抜群です。
日没を待ち、空の色がだんだんと変化してくるのを見つめます。
ビルに明かりがつきはじめ、周辺が暗くなってきました。
絶好のフォトスポット。
明るい時間帯の景色とはまた異なり、幻想的でムードあふれる様子をたくさん写真に収めました。
ぜひ、みなさんも時間帯ごとのベストフォトスポットを見つけて撮影してみてください!
エリア情報
川崎市役所
住所:神奈川県川崎市川崎区宮本町1番地
アクセス:JR東海道線・京浜東北線・南武線「川崎」駅北口東より徒歩約8分
TEL:044-200-2111
見学可能時間:9:00~21:00
定休日:なし(年末年始を除く)
UNI COFFEE ROASTERY 川崎市役所店
住所:神奈川県川崎市川崎区宮本町1番地 川崎市役所本庁舎復元棟1F
アクセス:JR東海道線・京浜東北線・南武線「川崎」駅北口東より徒歩約8分
TEL:050-1809-3297
営業時間:7:30~21:00
定休日:なし(年末年始を除く)
※営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。
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