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名前はかわいいのにミステリアスな空間?鶴見の「鶴見いちご地下路」

2025.02.19

私には「え?なんでここが好きなの?」と言われるお気に入りの路があります。普段何気なく歩いていた路を見返すと「なんか好きなんだよなぁ」と改めて感じます。

今回は、大きな交差点の待ち時間を減らし、多くの人が行き交う「鶴見いちご地下路」を紹介します!

「京急鶴見」駅から徒歩約3分。鶴見いちご地下路

鶴見いちご地下路は、京浜急行本線「京急鶴見」駅から約3分の大通りの途中にあります。1982年に完成し、公募によって2007年に命名されたそうです。最初は、「なぜ、いちご?苺?」と思いました。特に苺に関連したオブジェもありません。聞いた話では、国道15号線にあるから「いちご」だそうです。

個人的には地下道ではなく、地下路(ちかみち)と名付けられたところにセンスを感じます。

信号待ちは必要なし!目的地まで時短

「鶴見」駅東口は、鶴見区役所や警察署、郵便局といった公共施設が密集しています。しかし、それぞれに向かうには交差点の信号待ちをしなければなりません。これが、急いでいる時とか「あーもう!早く青になれ!」と焦りませんか?

しかし、この鶴見いちご地下路を利用すれば、そんな問題も解決です!8箇所ある各出入り口に地図も掲示されているので、どっちに進めばいいか迷うこともありません。

地下路に降りるとミステリアスな雰囲気

階段を降りて地下路に足を着くます。一言でいうと殺風景ですが、私はミステリアスな雰囲気を感じます。
左右を見渡すと、地上へ続く階段上から光が漏れていているのが見えます。照明も設置されているので、夜でも問題なく歩けます。夜はまた雰囲気が変わり、ちょっとミステリアスな雰囲気かもしれません。

夜は薄暗くて怖いと思う方が多いかもしれません。私は、夜でもよく利用していましたが、仕事帰りの方やランニングしている方を見かけることが多くので特に怖さを感じることはありませんでした。

上を向けば青空が

階段を降り、真っ直ぐ進み対角線上の階段へ。その階段の下から顔を見上げると青空が見えます。薄暗い通路に映える青、差し込む陽光が幻想的です。

夜は照明だけなので薄暗く感じますが、昼間はこのように陽光が各出入り口から差し込んでいるため、地下の中でも明るく感じられます。

階段の段差もそれほど高くはないので、足があがりにくい方でも比較的のぼりやすいと思います。

地下路から地上にあがるとさまざまな風景が待っている

北口-1の階段をのぼると、みずほ銀行がある方面に到着します。道路を挟んで反対側には区役所や警察署があります。

8箇所それぞれ景色が異なるので、どんな風景が待っているかはのぼってからのお楽しみ。

階段をのぼるのが難しい方も安心して利用できる

ベビーカーや自転車を利用されている方もご安心ください。鶴見いちご地下路には、4箇所にエレベーターが設置されています。平成16年8月に策定された「横浜市鶴見駅地区交通バリアフリー基本構想」で、バリアフリー化を優先的に推進する「特定経路」に指定され設置されたそうです。

平成25年度の国土交通省調査では、7時〜12時の12時間で約13000人が利用しているそうです!国道15号線は多くの車も行き交い、信号待ちもちょっと長め。鶴見いちご地下路は、鶴見区民が生活をスムーズに送れるよう、利便性に長けた場所なんですね!

灰色の色が基調な地下路に、真っ赤なコーンがよく映えますね。

東口‐2をのぼって目的地へいってきます

私が鶴見いちご地下路を利用する目的は、この先にあるお気に入りの場所「潮鶴橋水際緑道」にいくため。地上に出たらもう目の前。信号待ちをせずにすぐいけるので、とても便利です。

「降りるのが怖いなぁ」と思っている方もちょっと地下路(ちかみち)してみませんか?

また、この鶴見いちご地下路は、JR「鶴見」駅東口から始まるハマロードの一部で、ハマロードサポーターとしてサイトを運営のナイスが参加してします。

ナイスグループが定期的に清掃活動をされているそうです。
お近くにお住まいの方は、見かけたことがあるかもしれませんね。

エリア情報

鶴見いちご地下路(ちかみち)

住所:神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4丁目26‐2付近
アクセス:JR京浜東北線「鶴見」駅東口から徒歩約5分、京浜急行本線「京急鶴見」駅から徒歩約3分