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川崎市の芸術作品が集結!もっとも歴史のある「かわさき市美術展」

2021.12.28

川崎といえば、工業地帯のイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、街をあげて音楽や芸術を盛り上げようとしているんです!

その一つでもある、昭和42年から行われている「かわさき市美術展」が、今年も開催されました。


川崎市民や市内で活動されている方を対象とした、川崎市で最も歴史のある公募展で、毎年川崎市全域から応募があります。

今回はこちらの美術展をご紹介します!

展示会場はミューザ川崎シンフォニーホール

今回で55回目を迎える「かわさき市美術展」の入賞作品の数々は、川崎駅西口直結のミューザ川崎の企画室に展示されていました!
毎年、その年を世相を反映した作品や、平面作品、写真などさまざまな分野の作品を見ることができます。入場料は無料で、入選作品と入賞作品は展示期間が違います。

見ごたえのある個性的な作品の数々

毎年、募集される作品の部門は、下記の6部門。

(1)平面(日本画・油彩・水彩・版画・グラフィックなど)
(2)彫刻・立体造形
(3)工芸
(4)書
(5)写真
(6)中高生(中高生に該当する方が制作した1~5部門の作品)

たくさんの応募の中から、選ばれしそれぞれの作品。川崎市にこんなにステキな作品を作る人々がいるなんて驚きです。

そして今年度の最優秀賞は、「ドロップが降る夜の夢」。(写真右)

菊地彩香さんによる平面作品「ドロップが降る夜の夢」が最優秀賞に輝きました。
サイズも大きくひときわ目を引きますが、やわらかな色合いと気持ちよさそうに眠る男の子の表情…不思議でやさしい世界観に思わず惹き込まれます。

写真部門では、大学の風景を切り取った作品や、美しい自然の一面を切り取った貴重な作品などが展示され、立体造形部門では、スマホや人の繋がりをテーマとした作品がいくつもあり、時代を感じました。

たくさんの素晴らしい作品のなかでも、私が特にいいなと思った作品はこちら!

作品名は「空の国・海の国・地上の国」。この作品いったい何でできていると思いますか?
実はこれ…ガラスでできているんです。元気をもらえるような鮮やかな色と、美しいグラデーション。
まるで宇宙のような楽しい世界観に、思わず立ち止まってしまいました。

ここでしか見られない川崎の作品も

会場にはおよそ30点ほどの作品が展示されており、それぞれの作品に作者の思いが込められています。「これはどういう意味があるんだろう?」と、一つ一つの作品をじっくり見ているといつの間にか時間がたってしまいました。
なかには、川崎の風景を描いたものもあり「こんなところもあるんだ。」と、川崎の知らない一面を発見することもできました。

1年に1度だけ公募が行われる「かわさき市美術展」。
実際に芸術家として活躍されている方の作品や、趣味で美術作品を作られている方など、さまざまな作品が見ることができます。
そして、川崎市川崎市に在住・在勤・在学、または市内で制作活動をしている方なら誰でも応募することが可能。ここでしか見ることができないステキな作品にぜひ出会ってみてください。

エリア情報

かわさき市美術展

会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
住所:〒212-8557 神奈川県川崎市幸区大宮町1310
交通:JR京浜東北線、南武線、東海道本線 川崎駅 西口から徒歩1分