鶴見川沿いの大きな芝生広場!鶴見区下末吉の「下末吉公園」
鶴見川に架かる新鶴見橋のたもと、済生会横浜市東部病院のすぐ裏にある「下末吉公園」をご存じですか?
街中にはめずらしい大きな芝生広場があり、桜の名所でもある知る人ぞ知る公園です。桜の咲く季節がきたら、レジャーシートとお弁当をもってピクニックはいかがですか?
大きな芝生の多目的広場
広い土のグラウンドがある公園はよくありますが、街中にあって芝生広場が大きい公園はめずらしくありませんか?
正月が明けたばかりの寒さの厳しい日だったにもかかわらず、この日もたくさんの人が芝生広場でくつろいでいました。凧あげをしたり、ボール遊びをしたり、みなさん思い思いにすごしています。
なかでも、ベビーカーや小さなお子さんを連れたファミリーが目立ちます。
お父さんとお母さんの声にはげまされて、よちよち歩くお子さんの姿も。歩きはじめたばかりで、自分で歩くのが楽しいのでしょうね。柔らかい芝生の上なら転んでも安心です。
ウォーキングはいかがですか?
公園には、大きな芝生広場をかこむように園路が巡らせてあります。こちらは舗装されているので歩きやすく、小さなお子さんの自転車の練習にもぴったり。
もちろんウォーキングやジョギングもおすすめです。道を一本はさんで鶴見川が流れているので、鶴見川沿いをメインに下末吉公園をコースに入れると、景色に変化があって飽きずに歩けそうです。
園内には10本以上の桜の木
「下末吉公園」は実は桜の名所でもあります。公園に入ると、芝生広場の中央にある大きな桜の木が目に入ります。下末吉公園のシンボルツリーといえる桜の木。
園内には、ざっと数えただけでも10本以上桜の木が植えてありました。とくに鶴見川に面した場所には桜並木があるので、桜の季節には見ごたえのある景色になりそうです。
芝生広場にレジャーシートを敷いて、お花見を楽しめると思うと、今から春が待ち遠しくなりますね。
遠目からみると冬枯れの姿をした桜の木ですが、近くで見ると蕾が少しずつふくらみはじめていました。桜の木も春を待っているようです。
春にリニューアルオープン
「下末吉公園」は現在、遊具の交換や高木の伐採などのため、一部工事中のエリアがあります。3月中旬には工事が終わる予定ですが、芝生広場やブランコなどの遊具は通常どおりに使用できます。
オープンから10年以上経っているので、いろいろメンテナンスをされて、きれいに生まれ変わるのでしょう。
桜の季節になったら、鶴見川沿いのお散歩をかねて、新しく生まれ変わった公園で、お花見はいかがですか?
ちなみに園内には、芝生広場、園路のほかに子ども向けの遊具、大人向けの健康器具、水飲み・手洗い場があります。公園の敷地内にはトイレがないので、ご注意くださいね。
「暴れ川」だった鶴見川
ところで、公園に入ってすぐのところに興味深い掲示板を見つけました。
鶴見川は昔、「暴れ川」と称されるほど、氾濫をくり返していたとか。現在の鶴見川の穏やかな流れからは想像できませんが、区内のお年寄りなら鶴見川の氾濫の記憶が残っているかもしれません。
技術の進歩と国や自治体、住民の方々の尽力によって安全性は高まったとはいえ、災害時には何が起こるかわかりません。普段の生活に防災意識を落としこんでおくことが、これからの時代を生きていくには必須なのですね。「下末吉公園」を訪れたときは、ぜひこの掲示板に目を通してください。
エリア情報
下末吉公園
住所:神奈川県横浜市鶴見区下末吉3丁目705番地
アクセス:JR京浜東北線、鶴見線、鶴見駅西口 川崎鶴見臨港バス 川50系統「新鶴見橋」下車徒歩4分