鉄道に関する展示が楽しめる!鹿島田の「鉄道ハグくむ幸(さいわい)2022」
みなさんは通勤やお出かけの時、何を使って移動することが多いですか?車や徒歩等もありますが、やはり電車を使う人が多いのではないでしょうか。
今回は通勤で多くの人が乗る電車についてのイベント、鹿島田で行われていた「鉄道でハグくむ幸(さいわい)2022」を紹介します。
鉄道の聖地と呼ばれている理由
幸区内にはJR南武線、JR横須賀線、また「鉄道の聖地」と呼ばれる新鶴見信号場をはじめ、さまざまな電車が通っています。
特に新鶴見信号場では1日約150本の貨物列車が通っていたり、各社の新型車両を見たりすることができるようです。普段の生活で貨物列車ってあまり見ないので、こんなに近くで見られる場所があるのは珍しいかもしれませんね。
他にも貨物支線跡には「さいわい緑道」等、さまざまな鉄道ビュースポットが点在しており、幸区は鉄道に触れ合うことの多い都市とも言えます。
「鉄道でハグくむ幸2022」は、川崎会場(ミューザ川崎)と鹿島田会場(旧新川崎・鹿島田周辺整備事務所)にて行われておりましたが、今回は鹿島田会場に参加しました。
会場では、鉄道についての展示、列車制作、非常ボタン押し体験等、さまざまな企画があり、小さい子どもから大人まで楽しむことができるイベントとなっていました。
子どもに大人気非常ボタン
子どもに特に人気だったのは、非常ボタンのコーナーです。普段押すことのない非常ボタンを押して、楽しんでいる子どもが多かったです。音量は控えめでしたが、ボタンを押すとちゃんと音がなります。
大人の私たちからすれば、もしものために必要な非常ボタンを間近に見ることができるので、貴重な体験でした。子どもたちもこのような体験をすることで、もしものための知識として身につくので勉強になりますね。
動く電車の模型
イベント会場でひときわ目立っていたのは、EF210形電気機関車をモデルとした鉄道模型です。こちらの模型は幸区内にある市立総合科学高等学校の生徒が製作されました。
模型の名前は名付けて“桃太郎”。車輪のチェーンや電車のボディの曲線等、細部までこだわりが見えており、完成度の高い作品となっておりました。
実はこの桃太郎…人を乗せて走ることができるのです。乗車させて走っている映像は、イベント内のモニターで見ることができました。さすがに車内に人を乗せることはできませんので、電車の上にまたがり走行するようです。4名の生徒が乗って走っていましたが、推進力は抜群。こんな小さい模型にこんな動力があるなんて驚きです。
鉄道貨物輸送でエコレールマークがつく
展示スペースで非常に興味があったのは、“エコレールマーク”についての展示です。
みなさんはエコレールマークをご存じですか?エコレールマークは地球環境にやさしい鉄道貨物輸送を利用して商品を運んでいることがわかるマークのことを言います。なぜ、鉄道貨物輸送が地球にやさしいのかというと、二酸化炭素の排出量に関係があります。
1トンの貨物を1km輸送したときに排出される二酸化炭素は、トラックに比べてなんと約11分の1になるとのことです。また運転者1人で10トントラック65台もの貨物を運ぶことができるようです。環境面でも効率面でもすごいですよね。
エコレールマークはさまざまな商品についているので、ぜひご家庭でも探してみて下さいね。知らないうちに購入しているかもしれません。
身近な鉄道について学ぼう
今回のイベントでは楽しさもありつつ、大人でも勉強することができました。
鉄道のイベントについては、幸区にて定期的に行っているようですので、興味がある方は。次回開催時にぜひ訪れてみてくださいね!
エリア情報
鉄道でハグくむ幸(さいわい)2022
主催:川崎市幸区役所
場所:旧新川崎・鹿島田周辺整備事務所
住所:神奈川県川崎市幸区鹿島田1-10-40
アクセス:JR南武線「鹿島田駅」から徒歩1分
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