900余年にわたって多くの巡礼者の信仰を集める「東漸寺」
1087年に建立された横浜市鶴見区の「東漸寺(とうぜんじ)」は、その長い歴史の中で多くの天災の被害にあいながらも、当時の住職さんと多くの信者さんの支えによって復興を果たしました。
由緒あるお寺「東漸寺」
現在も3つの霊場巡りの札所として、多くの人が訪れる由緒正しいお寺です。
今回はそんな「東漸寺」についてご紹介します。
立派な本堂には金剛界大日如来さまがお祀りされています
ご本尊は大日如来(だいにちにょらい)さまです。
「玉川八十八ヶ所霊場」の7番札所として多くの方が巡礼に訪れているので、もしかしたら足を運んだことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
「東漸寺」自体は長い歴史の中で何度も天災により倒壊していますが、ご本尊は歴代の住職さんが守り続けたおかげで建立当時の姿を拝見できます。
お優しいお顔をされた温かい大日如来さまですよ。
金剛界大日如来さまを拝顔できる
通常本堂は閉門されていますが、年中行事の中には本堂で行われる儀式もあります。
檀家さんしか入れない法要もありますが、一般の方でも参加可能な法要も。
その際は本堂で大日如来さまを拝顔できる貴重な機会なので、興味があればホームページで年中行事について確認してみてくださいね。
毎月第3土曜日に東漸寺ヨガが開催
心を落ち着けることと体を整えることを目的に開催されている東漸寺ヨガ。こちらはだれでも参加できます。
本堂という非常に神聖な空間で、ゆっくりとヨガを体験でき、驚くほどに心が穏やかになりますよ。
1回60分なのと、その都度申し込みができるので、私は心がよどんでしまったり疲れてしまったときにリフレッシュに伺っています。
私の「東漸寺」のお気に入りスポットは、こちらの潮田不動です。
お不動さまが安置されていて、こちらは事前予約なしでも自由に入ることができます。
お不動さまは大日如来さまが直接民衆を救うために、姿を変えて地上に訪れた時の姿と言われています。
お不動さまにお目にかかれるとなんだか心が安らぎます。
ヨガに参加しない時でも、落ち込んだ時や元気になりたいときにはお不動さまにご挨拶に伺っています。
干支ごとに守り本尊がいらっしゃいますので、興味がある方はご自身の守り本尊も調べてみてくださいね。
ちなみに、守り本尊とは生まれてから死ぬまでその人の一生を守り続けてくれる仏様のことです。
子年は千手観音菩薩、丑・寅年は虚空蔵菩薩、卯年は文殊菩薩、辰・巳年は普賢菩薩、午年は勢至菩薩、未・申年は大日如来、酉年は不動明王、戌・亥年は阿弥陀如来です。
薬師如来さまと観音さまの巡礼地でもあります
「東漸寺」には薬師如来さまと観音さまも安置されています。
「新四国東國霊場」 第11番札所、また「東海三十三観音霊場」 第30番札所にも認定されており、こちらの巡礼に訪れる方も大勢いらっしゃいます。
大日如来さま・薬師如来さま・観音さまの御朱印が一挙にいただけてしまうありがたい場所です。
私は初めて訪れた時には巡礼はしていませんでした。
鶴見屈指の癒しスポットで心を休めませんか
鶴見には多くの仏閣がありますが、3つもの霊場巡りの札所になっているところはありません。
大日如来さま・薬師如来さま・観音さま、そして札所にこそなっていないもののお不動様もいらっしゃる鶴見屈指の癒しスポットで心を休めてみませんか。
エリア情報
東漸寺(とうぜんじ)
住所:神奈川県横浜市鶴見区潮田町3-144-2
アクセス:JR鶴見線、京浜東北線 鶴見駅東口
③④番乗り場[市営バス、15、16、128系統] 「向井町3丁目」バス停より徒歩3分
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