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ピクニックしよう!川崎の大きい公園「東扇島北公園」

2022.10.19

工業地帯の川崎港に、たくさんの公園が面しているのをご存じですか?

人工海浜のある「東扇島東公園」や釣りをするのにぴったりな「浮島つり園」、広々とした芝生広場がある「東扇島西公園」など、休日には多くの市民でにぎわう憩いのスポットばかり。


そんな数ある公園の中から今回は、ゆったり過ごせる穴場の公園をご紹介いたします。

森林が生い茂り、広大な芝生のある緑が豊かな公園なので、自然を満喫したいときにおすすめですよ!

深呼吸したくなる!川崎港のオアシス

川崎駅からバス一本で、最寄りのバス停から気軽にアクセスできる「東扇島北公園」。

東京湾を歩いて横断できる海底トンネルの歩行者専用通路が園内にあり、東扇島へは自転車や徒歩でも行き来できるようになっています。


好立地でありながら、メジャーな公園に囲まれているためか穴場的な存在の公園。

時間帯によっては貸し切り状態になることもあるんです!

公園内は景色がよく、目の前に広がる森林で気分は爽快。

川崎港の周辺にある企業で働く人々や川崎住民の癒やしスポットとして、老若男女問わず楽しめます。

ジョギングや体操などの運動をしたり、子どもたちがかけっこやボール遊びするのにもぴったりです。

平らな芝生にレジャーシートやテントを広げて、ピクニックを楽しむ人もちらほら。

緑が多く、都会の喧騒を忘れてのんびりできます。

ちょっとした休憩に便利なベンチもあります。

いくつか設置してあるので、満席で座れない心配もありません。

公園内には自動販売機がありませんが、周辺にはコンビニエンスストアが数カ所あります。

お弁当や飲料を持参して楽しむのもよいですが、緊急時は徒歩圏内なので大変便利です。

公園には公衆トイレもあります。

掃除が行き届いていて、気持ちよく利用できるのが好ポイント。

おでかけ先のトイレの位置がわかると、小さいお子さんを連れていけるので安心ですよね。

石碑を発見!川崎漁業ゆかりの地?

松の木に囲まれるようにして、何やら大きな石碑を見つけました。

「川崎漁業ゆかりの地」と刻まれています。

漁業ゆかりの地の由来について調べてみると、かつて川崎港一帯は「大師の海」とよばれる遠浅の海だったそう。

1871年(明治4年)に国から海面の使用権を借り受け、始まった海苔養殖をきっかけに、川崎の漁業がスタートしました。

大師の海は、多摩川から運ばれる豊富な養分に恵まれ、質のよい海苔や貝類がたくさん採れたため、「大師のり」として全国に名が知られるほどになりました。

全盛期には漁協の組合員は約500人おり、東北地方など遠方から約1000人を超える労働者が来ていたとか。

それほど盛り上がった漁業も昭和になり、海が大規模な埋め立て地となったことによって、終焉を迎えます。

次々と工場やコンビナートが建設され、工場地帯へと一変。

そうして、川崎漁業は100年で歴史の幕を閉じることとなり、漁業組合の解散を記念して建てられたのが、この石碑なんだそうです。

昔の川崎の地形と漁業の歴史がわかる貴重なモニュメントが、先人の努力を語り継いでいます。

川崎の漁業に関する歴史や海苔養殖について、さらに深く知りたい場合は、公園付近にある「川崎マリエン」の「川崎の海苔づくり資料室」がおすすめです!

工業の街の公園はこんなに自然豊か!

川崎ならではの工場地帯と季節ごとの景色を楽しみつつ、リフレッシュできる「東扇島北公園」。

少し足を伸ばしてでも行きたい公園です。

無料で楽しめるスポットをお探しの際は、ぜひ訪れてみてくださいね。

休日やおでかけが特別なものになること間違いなし!

子どもも大人も自然と触れ合う時間を作れますよ。

エリア情報

東扇島北公園

住所:神奈川県川崎市川崎区東扇島11-1
アクセス:JR京浜東北線・東海道線・南武線 川崎駅より市営バス乗車、「東扇島北公園入口」すぐ
TEL:044-287-6034