春の訪れを感じる梅の木が見られる! 御幸公園の観梅会

最近は暖かい日が増え、すっかり春らしい陽気になりましたね。こんなポカポカ日和の日には、お花見なんていかがでしょうか。冬から春にかけての時期になると梅の花が旬を迎えますよ。今回は「御幸公園」で行われていました『観梅会』についてご紹介します。
梅と幸区の関係性
ところでみなさんは、梅と幸区には深い関わりがあることをご存じでしょうか。
遡ること明治時代。幸区の北側に位置する小向周辺は、梅の名所として有名で、観梅のため明治天皇が行幸(御幸)された歴史があります。“御幸”や“幸区”という地名が付いたのも、そのような出来事に由来しているようです。
御幸公園梅香事業と観梅会
幸区にとっては、地名の由来にもなった大切な梅。歴史を継承しつつ、梅の名所として復活を目指すとともに、より地域の魅力向上を図る取り組みとして、幸区役所では平成27年より『御幸公園梅香事業』をスタートすることになりました。その活動の一つとして、毎年観梅会が行われています。

『観梅会』は毎年2月中旬~下旬に「御幸公園」で行われており、この時期のみ保護柵を一部開放し、梅の木を近くで鑑賞することができます。日常生活の中で梅の木をじっくり見ることって、中々できない体験ですよね。
「御幸公園」には令和3年度現在、25種208本の梅の木があるとのことです。思ったよりもたくさんの梅の木があると知り、驚きました。ちなみに日本国内では600品種、世界では1000品種を超える品種があるようです。
せっかくの機会ですので、私も「御幸公園」の『観梅会』に参加してきました。

御幸公園内の梅の木
梅の木を実際に近くで見てみると、遠くからではわからないようなつぼみや花びらの繊細さを感じることができました。また、当日は晴天ということもあり、青い背景に梅の花がとても映え、まるで絵画のように見えました。青空に向かって咲き誇る梅の花はとても力強く、美しかったです。

他にも『観梅会』では、「御幸公園」の梅に関するクイズラリーや梅の木をマップ上で結んで絵を浮かびあがらせる“梅”むすびも行われていました。受付にて用紙が配布されていたので、誰でも参加できましたよ。

当日は家族連れの観覧者も多く、子どもたちが楽しそうに問題を解いていました。中にはピクニックをするご家族もいらっしゃいました。
老若男女問わず楽しめるステキな観梅会でした。
そのほかの御幸公園梅香事業について紹介
『御幸公園梅香事業』では『観梅会』以外にも梅に関してさまざまな取り組みが行われています。こちらもステキな活動ですので、ご紹介します。
【講演会】
梅と関連地域(主に御幸地区)の歴史・文化についての講演をしています。自分になじみのある地域の歴史や文化は、なかなか学校でも習わないので貴重な講演会です。
【クッキングイベント】
梅の実を活用した料理イベント。令和元年に開催した時には、梅ジャム&ミルクもちを作ったようです。
【写真展】
テーマに沿った出展写真を使用し、開催されている写真展です。令和4年のテーマは“うめかおる風景”。住所や年齢問わず誰でも応募でき、優秀作品は表彰されるようです。その中でも幸区内で撮影された作品が区長賞を表彰された場合は、なんと幸いガイドマップに掲載されるとのこと。機会があればぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
気になった方はぜひ来年の観梅会へ!
この梅の木をみて心身が癒されました。今年の梅の時期はそろそろ終わりになります。気になった方はぜひ来年の観梅会に参加してみてくださいね!

エリア情報
御幸公園
住所:神奈川県川崎市幸区東古市場1
アクセス:JR南武線・東海道線・京浜東北線「川崎駅」から市営バス「川73」系統「御幸公園前」下車

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