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隠れ家的北イタリア料理店「Passatempo(パッサテンポ)」

2023.03.31

近所でイタリアンが食べたいと思い、検索して見つけたのが「Passatempo」というお店。

住宅街にひっそりとたたずむ隠れ家的イタリアン店です。

もともとサラリーマンとして働いていた店主が、北イタリアのピエモンテ地方にあるミシュランの星を持つお店で修行を終えて開業したお店だそう。

北イタリアの郷土料理が食べられるということで、こだわりのお店に行ってきました。

お店の入口はベランダ!?

地図を頼りにお店に訪れると、入口はなんとマンションのベランダ!?

ワンルームの部屋を改造したという店舗は、玄関ではなくお部屋のベランダをお店の出入口にしたのだそう。

室外機や手すりなどベランダの面影を残して、お店の顔として遊び心のあるリノベーションをされています。

一見、本当に入口なのか確信が持てなかったのですが、勇気を出してお店に入ると気さくな店主が迎え入れてくれました。

店内は調理場に沿うように半円のカウンター席があり、真ん中には6人掛けの大きなテーブル席。

異国情緒あふれるアンティークのインテリアが飾られていて、まるでアーティストの家に遊びにきたかのような、おしゃれで居心地のよい空間が広がっています。

ランチメニューを堪能!

事前にお店の公式サイトを調べてみると、ランチ、ディナーともに予約制となっていたので、事前予約をしておきました。

ランチタイムは11:00〜13:30ということで、週末の13:00から2名で予約。

「Passatempo」にはレギュラーメニューというものがなく、お客さんのリクエストによって食材を調達したり、予算にあったメニューを考えているため、お店への来店の際は事前予約をお願いしているのだそう。

個人経営ならではのこうした接客は食材のロス削減にも繋がるうえ、お客さん一人一人に対しての最大限のおもてなしができるといいます。

ランチセットは1,000円(税込)というリーズナブルな価格帯で、サラダと本日のパスタにコーヒーが付いてきます。

お店で提供する料理は可能な限り、自然な食材を使っているそう。

野菜や小麦粉、パン類やドルチェまで、ほとんど全てを手作りで丁寧に作られています。

さっそく運ばれてきたのは新鮮なこだわり野菜とフォカッチャ。

酸味の効いたフレッシュなトマトと茹で加減の絶妙なブロッコリーとアスパラに質のよいオリーブオイルがのっています。

外はカリカリ、中はもっちりのフォカッチャにもオリーブオイルが染み込んであり、表面に少しかかった塩との組み合わせがよく合います!

本日のパスタは「トマトソース」または「バジルソース」とのことで、選べなくて迷っていると、連れの友人とシェアできるようにそれぞれ用意することも可能だと提案してくれました。

お店で作っているという自家製の生パスタは、平打ちのパスタで生地のモチモチ感は家庭では再現できない食感です。

バジルの香りがよく、塩気の効いたバジルソースのパスタと、甘酸っぱいトマトがアクセントになって、コクと旨味が感じられるトマトソースのパスタでした。

食べ終わるところを見計らって出してくれたコーヒーを飲みながら、店主とローカルな会話で盛り上がり、ステキな週末ランチとなりました。

地元で小さなイタリアン店を経営する「Passatempo」。

こぢんまりとした雰囲気が心地よく、ママ友会や友人、家族など気軽なランチから特別な日まで、さまざまなシーンで活躍してくれること間違いなしですよ!

エリア情報

Passatempo(パッサテンポ)

住所:神奈川県川崎市川崎区新川通り6-6
アクセス:JR東海道線・京浜東北線・南武線「川崎」駅東口より臨港バス乗車、「貝塚」下車 徒歩約2分
TEL:044-246-2554
営業時間:11:00~23:00
定休日:不定休
※営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。