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2023年は川崎宿400年!「東海道かわさき宿交流館」

2023.02.18

みなさんはかつて川崎に宿場町が作られたことをご存じでしょうか?

全盛期には70軒以上の旅籠(はたご)が建ち並んだとされる川崎宿。

そんな川崎宿場が起立してから2023年で400年を迎えます。

記念すべき年に川崎宿のことについて学べる「東海道かわさき宿交流館」に行ってきました!

入館無料!川崎宿が学べる!

「東海道かわさき宿交流館」は東海道川崎宿の歴史や文化が学べる、地域活動や市民の交流を目的につくられた施設です。

館内は1〜4階まであり、多目的な集会室や会議室、事務室などの機能を持つ4階以外は展示室がメインの空間となっています。

1階はまち歩きの休憩に気軽に立ち寄れる場所とされており、休みながら情報に触れられる施設として、だれもが自由に利用可能です。

入口すぐ公認キャラクターの「六さん」が出迎えてくれます。

「万年屋風お休み処」が再現された展示の前では休憩ができ、江戸時代の川崎宿を疑似体験できます。

受付前には物販コーナーがあり、川崎にまつわる商品を購入できます。

また、来館記念スタンプや川崎宿起立400年を記念したスタンプを押して楽しめるスペースも!

2階は川崎宿の街並み!

階段を上り、2階の展示室に入ると「NPO法人 かわさき歴史ガイド協会」会員のガイドボランティアの方に声をかけていただき、館内を案内してもらいました。

今と昔の川崎の街並みを比較した川崎宿の解説や、東海道五十三次全景の浮世絵をみながら説明してくれます。

ひととおり説明が終わると、興味や関心のあることにあわせて、気になる箇所について答えてくれます。

そもそもの東海道について尋ねてみると、「東海道とは、江戸時代に幕府によって整備された五街道の中の一つで、その東海道内に53ヶ所の宿場が設置された」と教えてもらいました。

五十三次の中でも川崎宿は最後の方に成立した宿場町で、1623年(元和9年)に追加されています。

川崎宿が起立してから、品川宿に続いて日本橋から2番目の宿場町として栄えたことも話してくれました。

ほかにはタッチパネル式の映像装置や、「将軍上洛につき宿並書上」を参考に建物を推定復元してつくられた川崎宿の模型もあります。

さらに床は川崎宿の街並みがわかる地図を再現されていて、実際に歩いた気分になれるような仕組みに!

現在は利用制限がありますが、写真が撮れる体験展示のスペースもあります。

江戸時代の旅人の衣装を着て当時の旅道具を持ち、浮世絵の世界に入り込んだような背景で記念撮影をすることができ、思い出づくりにぴったりです。

3階は目でみる川崎の変化!

さらに階段を上がった先では、明治から現代までの地域の航空写真と地図を重ねた展示装置や川崎にゆかりのある人物を紹介しています。

川崎の移り変わりの様子をイメージとともに知ることで、まちの発展の歴史を学べます。

また、パーテーションで分けられたもう一つのスペースでは、市民から提供された昔の川崎の街並みがわかる写真が展示されています。

見慣れた駅前や市役所が、今とは異なる姿をしていて感慨深い気持ちになりました。

記念の年にぜひ川崎宿へ!

東海道川崎宿を活かしたまちづくりをおこなう現在の川崎。

館内でもらえる「川崎宿解説まち歩き用シート」を片手に、現在の川崎の街並みと宿場町だった頃の街並みを比べてみてはいかがでしょうか?

エリア情報

東海道かわさき宿交流館

住所:神奈川県川崎市川崎区本町1-8-4
アクセス:京浜急行線「京急川崎」駅より徒歩約4分
TEL:044-280-7321
営業時間:9:00~17:00
休館日:月曜日
※都合により、営業時間が記載と異なる場合がございます。