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川崎で本格的な中国式庭園を楽しむなら!川崎大師「瀋秀園」

2023.11.27

気温もさがりだいぶ寒くなってきましたが、とあるよく晴れた日、大師公園を散歩していたのですが、私がよく行くお気に入りのスポットを通りがかったので紹介したいと思います。

今回ご紹介するのは、中国式庭園「瀋秀園(しんしゅうえん)」です。

豪華な入口門

瀋秀園は京急大師線「東門前駅」から歩いて約10分、大師公園の南東側に位置しており、こちらが庭園入口になります。
公園の中に、こんなに豪勢な門があったらつい入ってみたくなりますよね!

吸い込まれるように門をくぐると、そこには別世界の空間が広がっています。

庭園内にはさまざまな植物が植えられており、季節を感じることができます。
春には桜の花が咲き誇り、しだれ桜は青空に向かって美しい花弁を舞わせます。夏には青々とした庭園が涼しさをもたらし、秋には紅葉が園内を赤や黄色に染め上げます。そして冬、雪が降ると、庭園はまるで銀世界のように美しく変身します。

園内には小さな池があり、その中央には石橋が架かっています。池の水面に浮かぶ錦鯉たちが、静かな水面を泳ぎながら、訪れる人々に癒しを提供します。石橋を渡る瞬間、庭園全体を一望することができ、その風景は目を楽しませます。

瀋秀園の歴史

瀋秀園は、昭和62年に中国の瀋陽(しんよう)市と川崎市の姉妹都市提携5周年を記念して造られた中国式自然山水庭園です。

「瀋秀園」には「瀋陽のすばらしい景色を集めた庭園」という意味があり、建物に使用されている瑠璃瓦・木組・獅子像・太湖石は瀋陽市から寄贈されたそうです。

川崎市と瀋陽市は現在も友好都市の関係が続いているそうで、環境技術研修生の受け入れや環境省の「日中都市間連携協力事業」への参画など、瀋陽市との環境技術交流は年を追うごとに深まっているとのこと。
ちなみに川崎市の姉妹都市・友好都市は他にもまだたくさんあって、アメリカ合衆国の東海岸に位置する国際的な工業、貿易都市「ボルチモア」や、オーストリアのほぼ中央に位置し、昔からヨーロッパの交易路の中心として栄えた町「ザルツブルク」などがあります。
多くの国と仲良しなのは、ステキなことですね!

攬翠亭でホッと一息

瀋秀園内で一番高い所には攬翠亭 (らんすいてい)という建物があり、庭園内を一望できます。
高台で座る場所もあるので、そよ風が吹いているととても心地よいです。

風に吹かれてのんびりしていると、どこからか「ザーッ」と水の流れる音が聞こえてきました。
そう、攬翠亭の脇を流れる小川の下流には、小さな滝があるんです。

小さいながらも、神秘的ともいえるような雰囲気を醸し出していて、それでいてマイナスイオンによって身体の中まで癒されます。

こんな風に公園の中にあって、また異国の地を感じることができる庭園は、全国でもそう多くはないと思います。
しかも無料で!
大師公園に訪れた方は、ぜひ瀋秀園にも足を運んでみてくださいね。
庭園内はちょうど良い広さなので、寄り道ついででも存分に楽しめると思います。

エリア情報

大師公園「瀋秀園」

住所:神奈川県川崎市川崎区大師公園1
アクセス:京急大師線「東門前」駅から徒歩10分、またはJR「川崎」駅から市営バス「川03、04、05」系統で「台町」下車 徒歩4分
開園時間:9:00~16:00
入場料:無料
休園日:毎週月曜日(月曜日が国民の祝日または振替休日のときはその翌日)、12月29日~12月31日