大きな銀杏の木が美しい川崎のお寺「大島山眞観寺」
川崎駅よりバスを経由して「追分」の前で降りてから、徒歩約3分のところに「大島山眞観寺(しんかんじ)」というお寺があります。
いつものスーパーへの行き帰りの通り道にあるお寺で、通るたびに気になっていた場所です。
外から少し覗くだけでも、風情のある造りに大きな銀杏の木が美しく、まるで日本庭園のような自然美を味わえます。
いつも通りすぎてしまっていたお寺に、ようやく参拝できたので、地域に親しまれるお寺「大島山眞観寺(しんかんじ)」をみなさんにご紹介いたします。
立派な山門がお出迎えしてくれます
今回はスーパーへ買い出しに行く道中、晴天に恵まれたので、気になるお寺に立ち寄ってみることにしました。
お寺の前に着くと、立派な山門とお寺の名称が書かれた石が迎えてくれます。
山門の門は閉ざされていることが多く、その前には車除け用のガードも置かれてありますが、ガードは駐車禁止を示すものではなく、山門前の植木を保護するために置かれてあるそうです。
最初に入るときに戸惑うかもしれませんが、修理中ということではないので、ご安心くださいね。
今回の参拝時も閉じていたので、境内へは別の門から入ります。
木造づくりの本堂で参拝をします
中に入るとすぐ目の前に本堂がみえます。
日本の原風景を彷彿(ほうふつ)とさせる木造づくりの古いお堂で、とても風情があります。
お賽銭箱を前に、感謝の気持ちを祈願してきました。
大きな銀杏の木が特徴的な本堂前には、腰を下ろせるベンチが設置してあったので、お参りの後、ひと休みすることに。
ベンチに座り、お寺の歴史について少し調べてみました。
今回訪れた「大島山眞観寺(しんかんじ)」は、真観法師という僧が西暦814年に創建した歴史のあるお寺だそうです。
真言宗智山派(しんごんしゅうちさんは)の寺院で、神奈川県と東京都に札所が点在している、玉川八十八カ所霊場第2番の札所なのだそう。
市外からも札所の番号通りに回る方が来られたり、専用の御朱印帳を目的に参拝される方も多いようですね。
八十八カ所霊場は四国にしかないと思っていたので、近所に八十八カ所のお寺があることに驚きました。
地元にあるお寺の歴史に触れたことで、さらに土地への理解が深まり、この機会に、玉川八十八カ所霊場についてもっと詳しく学んでみたいと学習欲が刺激されました。
自然豊かな境内に心がやすらぎます
参拝が終わり、敷地内をぐるっと回ってみることにしました。
本堂を後ろから眺めても自然が豊かで、非日常感が味わえます。わざわざ遠出をしなくても良い気分転換になりますね。
境内へ入って奥に進んだ右側には、墓地がありました。
本堂の裏には駐車場も併設されています。
どうやら、寺院が管理・運営する寺院墓地のようです。
新しい場所へ足を踏み入れたことで、四季折々の風情と趣があるお寺に出会うことができ、また一つ地元の魅力を再発見できました。
川崎には、ほかにも風情ある寺社がたくさんあります。
閑静な住宅街の中に立地する「大島山眞観寺(しんかんじ)」はその一つです。
自然あふれる落ち着いた雰囲気のお寺で、歴史を感じながらリフレッシュしてみませんか。
日常とは異なった風情ある環境に、心が落ち着きます。
エリア情報
大島山眞観寺
住所:神奈川県川崎市川崎区大島2-10-16
アクセス:JR京浜東北線・東海道線・南武線 川崎駅東口より臨港バス24番乗車、「追分」下車 徒歩約3分
関連記事
-
極上の天然温泉で癒やしのひとときを。幸区「縄文天然温泉 志楽の湯」
2021.10.22JR南武線矢向駅から歩いてすぐの「志楽の湯」は、川崎市幸区にある日帰り温泉です。温泉は内湯と外湯に分かれて露天風呂もあります。隣にはレストラン「志楽亭」があり、レストランのみの利用もできます。駐車場もあり広々としていますが、土日や年末年始は混むので公共交通機関がおすすめです。
-
赤い看板が目じるし!豊岡通り商店街の「金壱家 鶴見店」
2023.07.05豊岡町の「金壱家(きんいちや)」鶴見店。ラーメンの種類は、定番の醤油豚骨、家系の塩豚骨、家系の赤味噌、黄金つけ麺とさまざまな味が楽しめるお店です!
-
川崎市民の学びや憩いの施設「川崎市立労働会館(サンピアンかわさき)」
2022.04.05自然に恵まれた川崎富士見公園内に立地する「川崎市立労働会館(サンピアンかわさき)」。セミナーや講習会、近所の学校行事のイベントや発表会が開催されており、地域住民の親交を深める場所となっています。令和5年4月の本格工事前、現状最後の施設の姿をみてきました。