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遊び心が満載!川崎の「マリエン スキップ・ウォーク」

2024.05.27

以前ご紹介した臨海部の市民の憩いの場「川崎マリエン」。
その近くに「マリエン スキップ・ウォーク」と呼ばれる大きな歩道橋があります。

近隣にある「東扇島中公園」から「東扇島東公園」と「東扇島西公園」まで、臨海部一帯にある公園を行き来できる利便性の高さが魅力的。

この日は「東扇島東公園」から約3kmある緑道を経由してマリエン方面に向かい、「マリエン スキップ・ウォーク」を利用しました。

「マリエン スキップ・ウォーク」って?

足元のコンクリートやシルバーの手すりに、波のうねりのようなデザインが施されておしゃれです。
スロープと橋で構成された歩道橋は、中央の中公園から西と東にある公園までをつなぎます。

登り口に階段がないのが特徴。
傾斜がキツくなく、ゆるやかな坂道が続きます。

名称の通り、スキップしながら軽々と歩けそうなほど。
高齢者や障害者、幼児の歩行、犬の散歩にも負担が少なそうだと感じます。

歩道橋の一番高い地点からは、東扇島一帯の風景が一望できました。
周辺企業の物流倉庫や首都高速湾岸線を見下ろすような景色がみられます。

橋の上からトラックが行き交う様子をみていると、改めて川崎の臨海部が流通の拠点となっていることを実感できました。

等間隔に海の生き物のイラストが!

歩道橋を進むと、足元にかわいいマンボウの絵柄のタイルを発見!
ほかにもカニやイルカ、トビウオなどの絵柄がありました。

一定の幅に配置されていて、全て違うデザインで作られているようです。

最初は星座モチーフのイラスト?かと思ったのですが、そうではなさそう。
東扇島の人工海浜で獲れる生き物?でもなさそうなので、絵柄に規則性はあるのか気になるところです。

一般的な歩道橋とは異なり、端から端までは距離があるため、足元の印象に変化があると楽しみながら歩けますね。
どんどん前に進みたくなる仕掛けだと感じました。

歩道橋を利用する際は、ぜひ足元に注目して歩いてみてください。

周辺情報をキャッチ!

歩道橋の突き当たりにはT字路。
その足元にはタイルが敷かれており、コンパス風の絵柄が描かれていました。

黒い円に緑の木、青の川、赤の丸、黄色のハートのモチーフが書かれた川崎市のシンボルマークを中心に、東西南北の方角に何が位置しているのかをわかりやすく図解にしてくれています。

北側は川崎市内。
市役所でしょうか?時計台が印象的なビルのような建物のイラストが描かれています。

東側は東京。
東京のシンボルである「東京タワー」と「羽田空港」が描かれていますね。川崎区の上空ではよく飛行機が飛んでいるのを見かけますし、お隣が大田区なので飛行機にはなじみがあります。

南側は東京湾。
「川崎マリエン」の建物です。マリエンを背にして東京湾が望めるようですね。天気がよければアクアラインも見えるかもしれません。

西側は横浜。
「横浜ベイブリッジ」が描かれています。
横浜港の玄関口とされている都市部の輸送路も、川崎のお隣です。

イラストが描かれた場所から上を見上げると、その先にはマリンを感じるオブジェもありました。

エメラルドグリーンの船と赤のいかりのイラストです。
川崎港のイメージが一目でわかるように工夫されています。

文字だけではなくイラストを中心にデザインされている「マリエン スキップ・ウォーク」。
楽しませようという遊び心があると同時に、バリアフリーの機能も果たしているのがすばらしいです。

歩道橋を利用した後は…

そのまま「川崎マリエン」の展望台に行き、さらに高い位置から360度ぐるっと東扇島の眺めを楽しむのもおすすめ。

周辺を五感で堪能したい方は、貸自転車をレンタルしてサイクリングもよし、健康やリフレッシュのためにウォーキングもよし。

歩道橋から一番近い「東扇島中公園」では、無料で自転車の貸し出しをおこなっているので気軽に利用してみてはいかがでしょうか?

エリア情報

マリエン スキップ・ウォーク

住所:神奈川県川崎市川崎区東扇島38-1
アクセス:JR東海道線・京浜東北線・南武線「川崎」駅東口より臨港バス乗車、「川崎マリエン」下車 徒歩約5分