絶品和菓子に舌鼓♪通いたくなる幸区の老舗「御菓子司 吉田屋」

幸区を横切る国道1号線の細い脇道に、小さな和菓子屋さんがあります。
1950年に創業し、74年目を迎える「御菓子司 吉田屋」は地元で評判の隠れた名店。
大福やお団子などの和菓子を中心に、川崎市から「かわさき名産品」として認定される「多摩の松風」や「みゆきの梅」などのお菓子、おにぎりなどを販売しています。
毎日通っても飽きない!季節ものから定番まで、充実のラインナップ
入店してみると、ショーケースにはたくさんのおいしそうなお菓子がずらり。

定番のみたらしやあんこの櫛団子、豆大福やどら焼きのほかにも、変わり種の「あんずパイ」、季節ものでハロウィン用の「かぼちゃパイ」などバリエーション豊かで、見ているだけで楽しくなります♪
旬の食材や楽しいイベントを意識したラインナップは、小さいお子さんから大人まで、老若男女問わず好きなものが見つかりそう。

おすすめを伺ったところ、和菓子では今の季節ならではの、「芋ようかん」、「長野パープル(ぶどう大福)」、ご飯ものでは「なめたけおにぎり」や「天むす」がイチオシだそうです。
特に「芋ようかん」は、この時期になるといつから始まるか聞かれるほどファンのいる商品なのだとか。
常連さんに愛される、早朝6時スタートの「和菓子とおにぎりの店」
今回、3代目となる店主にお話を伺うことができました。
吉田屋さんは、大福やお団子などの朝生菓子のほか、「多摩の松風」など比較的日持ちのする手土産向けの和菓子も取り揃えています。
「和菓子とおにぎりの店」と看板にもあり、おにぎりや細巻き、おいなりさんなどご飯ものも販売。なんと早朝6時から営業されているとのことで、一般的なパン屋さんより早くから開いているのではないでしょうか?

朝の営業開始から、出勤前にお昼用のおにぎりとお菓子を購入する方が多く、毎日来られる常連さんもいらっしゃるのだそう!
取材時はお昼時で既におにぎりは完売しており、来店客の方が「おにぎりはもうないの?」と残念そうにされていたのが印象的でした。
店主おすすめの和菓子を実食
店主におすすめいただいた以下の商品4点を購入してみたので、それぞれいただいてみます。
・みたらし団子
・多摩の松風
・芋ようかん
・長野パープル(ぶどう大福)

まずは「みたらし団子」(写真下)。食べる前から、すごくいい匂いがします!みたらしとおこげの香りでしょうか。
お味は、モチモチでみずみずしいお団子に、程よい甘さのみたらしと香ばしいおこげのバランスが絶妙。みたらしは甘さ控えめで、何本でも食べられそうです。
お次は「かわさき名産品」として川崎市から認定されている「多摩の松風」(写真上)。松の木を表現しているという生地は、ルックスとは裏腹にしっとりふんわり、もちっと柔らかい食感!
上品な甘さの黒糖生地の中に、粒あんが挟まれています。思ったよりボリュームがあって食べ応えも抜群。見た目と味のギャップに心奪われました。「かわさき名産品」の名に偽りなし、ですね♪

最近改めて焼き芋が注目を浴びていますが、こちらの「芋ようかん」(写真右)はどんなお味でしょうか?
まず見た目は、シンプルながら芋の素材感がわかり黄金色に輝いています!食べてみると、程よくお芋感を残しながら、しっとりやさしい甘さに包み込まれるよう。
「ようかん」というとベタっと重いイメージなのですが、こちらは口当たりがなめらかで食べやすく、いい意味で裏切られました!毎年心待ちにしているファンの方がいるのも納得の、絶品です。
まん丸フォルムがかわいらしい「長野パープル(ぶどう大福)」(写真左)もいただきます。お餅がとても柔らかくて、包みから出すときにまず癒されます。

断面を見てみると、ほぼぶどう!大福のサイズと、中のぶどうのサイズがほぼ同じで驚きました。
「長野パープル」は長野県オリジナルの高級ぶどう品種で、大粒で種なし、甘味が強いという特徴があります。そちらが一粒まるっと包まれているのがこちらの大福。いや~、太っ腹!
食べてみると、弾けるようにみずみずしいぶどうの果汁と、白あんのほんのりした甘味、羽二重餅の柔らかな食感が口いっぱいに広がり、まさに“口福”です!今が旬のぜいたくな大福は、ぜひ味わってみていただきたい一品です。
日々に彩りを添える、近くのおいしい和菓子屋さん
どのお菓子もとてもおいしく、それぞれにこだわりを感じるお味でした。商品ラインナップが豊富で、季節に合わせた旬の限定商品も多く、長年この幸区で愛されてきた理由がよくわかります。
価格帯も100円前後からとお手頃で、日々のおやつやお昼に最適ですね♪日持ちするお菓子もありますので、実家に帰省するときなどのお土産にしても喜ばれそう。
「生クリーム入りどら焼き」や「豆大福」などの他のお菓子、おにぎりで人気の「なめたけおにぎり」や「天むす」も気になるので、また近々お邪魔する予定です。近所にこんな素敵な和菓子屋さんがあるなんて、幸区に住んでよかったと心から感じます!
アクセスは、「川崎」駅からバスに乗り「小向」バス停を降りてすぐ。多摩川も割と近くなので、サイクリングやお散歩ついでに立ち寄るのもおすすめですよ♪
エリア情報
御菓子司 吉田屋
住所:神奈川県川崎市幸区小向町2-1
交通:JR東海道本線、京浜東北線、南武線「川崎」駅よりバス (バス停「小向」下車徒歩約3分)
連絡先:044-511-3859
営業時間:6:00~18:00
定休日:月・第3火 (火曜日の店休は変更になる場合有)
駐車場の有無:自転車・バイクは店舗前に駐輪可。車は店舗までご相談ください。

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