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頭がキーンとしないかき氷!川崎の「人形工房 はやしや」

2024.08.24

お盆を過ぎてもまだまだ暑い日々が続く今年の夏。
夏の余熱が残る今のうちにやり残した夏らしいことをしようと、かき氷を食べてきました!

今回おじゃましたのは、川崎区の新川通りにある「人形工房 はやしや」。
テレビ東京の「出没!アド街ック天国」でも紹介された、かわさきマイスターの人形師が営む人形専門店です。

人形工房のお店でかき氷?というこの意外な組み合わせに驚きますが、そのおいしさはかき氷専門店も顔負け!
こだわり抜かれた完全自家製のけずり氷をご紹介します。

人形工房の夏限定「けずり氷」

大正12年創業の老舗人形屋さんで食べられる、夏季限定のけずり氷。

清少納言の「枕草子」にも登場するけずり氷を現代の素材を使い、再現しているそう。
店主お手製のシロップがかかった純氷のふわふわなかき氷は、頭がキーンとしないかき氷として評判を呼び、注目を集めています。

水を丹念にろ過して不純物を取り除き、48時間以上かけてゆっくり凍らせて作ることで、透明度の高い硬い氷に。
それをカンナで削るように極薄に削ることでふわふわとした食感が生まれるのだそうです。

そんなこだわりのけずり氷。
スタンダードは「ミルク」「抹茶ミルク」「いちごミルク」「白みつミルク」「トロピカル Grace Queen」と種類が5つあります。

さらに、1日各20食限定の厳選スーパーフードを使用したグレードアップは「酔芙蓉」「氷庭の枯山水」「余白の美」の3種類。
どれを選んでも正解なメニューの数々なので、選ぶのに時間がかかりそうです。

粋なサービスがうれしい!

「お好きな席にお座りください」と入口で声をかけていただき、席に座るとすぐにお水とおてふきが運ばれてきました。

たくさん歩き回って汗ばむカラダに、たまらない心遣いです。
ミニサイズのかわいらしいうちわが各席に置いてあるのも粋でした。

けずり氷はふわふわ食感と味わいを実現するために、ひとつひとつに時間をかけて作っていることから、混雑時は30〜40分ほど待つ場合もあるとのこと。
今回はラッキーなことに貸切状態だったため、待つことなくけずり氷が楽しめそうです。

「白みつミルク」を注文!

迷いに迷い、最終的には和三盆糖を使用した「白みつミルク」に決めました。

ベーシックサイズの1000円(税込)以外に、800円(税込)の小サイズがあり、これがまたちょうどよいサイズ感。
食後のスイーツやシェアして食べたい時に便利な量です。

あまり量は食べられないけど食べてみたいを叶えてくれそうな小サイズで注文しました。

見た目からもわかるほど、ふわふわで繊細な氷の質感。
芸術的なけずり氷は、まるで粉雪のような細やかさで口触りもよくなめらか。
シャリシャリというよりは、口の温度でジュワっと溶けていくような感覚です。

自家製シロップが表面にまんべんなくかかっていて、ひと口食べた瞬間からシロップと氷が溶け合います。

和三盆糖とミルクのやさしい甘みで贅沢な味わいがするけずり氷は、食べ進めるのもあっという間。

下の方までたどり着くと、底に四角形の寒天がいくつか入っていることに気付きました。
噛み応えのある寒天のおかげで異なる食感が加わり、最後まで楽しみながら完食。

氷の後は人形を鑑賞!

けずり氷を楽しんだ後は、店内の人形を見せていただきました。

「羽子板」や「市松人形」、そのほかにも「ひな人形」「五月人形」「鎧」「兜」など種類豊富。
どれもプロの技が光るこだわりの手作り作品が並びます。

人形の細部までじっくり見ていると、人形師でもある店主の小林さんが構造について解説してくれました。
「めんどくさいほど親身な人形屋さん」のキャッチフレーズがついているだけあり、終始丁寧な説明。
マンツーマンで人形の制作工程を聞くことができました。

今回はけずり氷が目的でしたが、日本人形についても気軽に相談できる雰囲気があって居心地がよかったです。

みなさんもぜひ夏が終わる前に、人形を眺めながら「人形工房 はやしや」のけずり氷で涼をとってみてはいかがでしょうか?

9月30日までの期間限定となっていますので、お早めにどうぞ!

エリア情報

人形工房 はやしや

住所:神奈川県川崎市川崎区新川通り3-10
アクセス:JR東海道線・京浜東北線・南武線「川崎」駅東口より臨港バス乗車、「貝塚」下車 徒歩約1分
TEL:044-222-4835
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日
※営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。