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鶴見の商店街を盛り上げる「ちむどんどん祭」

2022.09.04

京急鶴見駅を出てすぐの鶴見銀座商店街では毎年商店街を盛り上げるお祭りをおこなっています。
2022年の夏はNHKで放送中の朝ドラ『ちむどんどん』とともに鶴見の『リトル沖縄』の魅力を前面に押し出した「ちむどんどん祭」が開催されました。

今回はその「ちむどんどん祭」についてご紹介します。

澄み渡る歌声に思わず涙【グラスール】

沖縄出身のボーカルのありささんとギターの梅さんによるアコースティックデュオです。
「音楽の力で笑顔に、元気になるライブを届けたい!」という想いを持ったおふたりで、優しい歌詞のオリジナルソングを披露してくださいました。
ありささんの歌声が美しく、澄み渡る歌声とはまさにこのことだと思わずにはいられませんでした。
夏休み最後の週末を彩るのにふさわしい爽やかなライブで心が洗われました。

沖縄と言えば三線 【西里勝幸 and 芦垣博志】

真っ青な青空の元に響き渡る美しい三線の音色。
私は「てぃんさぐぬ花」という曲が大好きなのです。
てぃんさぐとは沖縄弁で鳳仙花(ホウセンカ)のことを言います。

「親の教えを心に深く染めなさい」という親から子への教訓のような歌詞なのですが、沖縄弁のためか歌詞は非常に柔らかく、教訓を押し付けるような曲には聞こえません。
沖縄のわらべ歌で、沖縄に旅行に行ったときに現地の方が歌ってくださったのがきっかけで知りました。
今回再び「てぃんさぐぬ花」を聴くことができて、沖縄の海の青さや人の温かさを思い出しました。

他にもさまざまな沖縄民謡を披露してくださいました。
魅力的すぎる三線の響きに思わず踊りだす方もいるほど、大盛り上がりの三線ショーでした。

沖縄関係の出店とともに商店街を見り上げる催しも

ソーキそばやタコライスなど沖縄料理の出店が魅力的なちむどんどん祭。もちろんオリオンビールも販売されていました。さらに沖縄発のアイスとして有名なブルーシールも販売されていました。

そして、商店街を盛り上げるためのイベントだったので、これらの出店での買い物に加えて商店街での買い物でも、抽選会に参加することができました。
いつも以上に商店街での買い物が楽しくなるイベントに、商店街は大にぎわいでした。

爆笑ステージも開催【ハンジロウ】

沖縄出身の芸人さん、ハンジロウ。
朝ドラのちむどんどんでは鶴見の居酒屋さんの常連客という設定で出演しています。

そんなハンジロウもコントを披露してくれました。
普通のコントももちろんおもしろいのですが、沖縄出身の芸人さんならではの沖縄弁をふんだんに盛り込んだコントは爆笑の渦でした。

さまざまな地方出身の芸人さんがいて、さまざまな方言がありますが、方言自体が笑いを呼ぶのは沖縄弁だけではないでしょうか。
共通語とはかなり異なるにもかかわらず、若い人でも方言を使えるのも沖縄ならではですよね。

ほかの地方では強い方言を使うのは高齢の方のみで、若い人はその地方の出身者でも高齢者のしゃべっていることが分からないことが多い、という印象があります。
若い方でも方言を使いこなせるのはそれだけ沖縄弁に魅力があるからなのでしょうね。

最後はやっぱり【エイサー】

鶴見で活動している「鶴見エイサー潮風」のみなさんがエイサーを披露してくれました。
「鶴見エイサー潮風」では幅広い年齢の方が活動しています。一番若い方は小学生くらいの年齢。

太鼓をたたいて踊るエイサーの迫力は圧巻で、演奏中にバチがどんどんボロボロになるほど、力を込めてたたいていました。

最後には「鶴見エイサー潮風」のみなさんと三線の演奏に合わせて参加者のみんなで踊りました。鶴見の街の人と商店街の人が一体になった特別な時間でした。

鶴見商店街に遊びに来ませんか

いつもは車の通行が可能な商店街ですが、この日は1日中通行止め。
もちろん事前告知はしてありましたが、一切のトラブルもなく小さなお子さんから高齢の方まで、みんなが一体となって楽しめた特別なお祭りでした。

この日のお祭りの開催時間は10:00から18:30とまさに1日がかり。
土曜日だったこともあるのでしょうが、1日中たくさんの観覧者が訪れる盛大なお祭りでした。

商店街をあげてのお祭りは毎年趣向を凝らしたお祭りが開催されています。
幅広い年齢の方が安心して楽しめる1日になること間違いなし。
次回のお祭りにはぜひ鶴見商店街に遊びに来てみてくださいね。

エリア情報

ベルロードつるみ・鶴見銀座商店街(べるろーどつるみ・つるみぎんざしょうてんがい)

住所:神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央
アクセス:京急鶴見駅より徒歩1分