とある休日の昼間。
家族で「とんかつ食べたいね」という話になり訪れたお店。
今回ご紹介する「とんかつ　むら井」です。

お店の場所は、京急鶴見駅から歩いてわずか2分の好立地です。

落ち着いた雰囲気の店内

案内された席は、店内の奥側。
和を基調とした店内には、穏やかなBGMが流れています。

私たちは、奥の座席へ。

お食事を楽しまれている方々は、幅広い年齢層。
この日は、外で行列ができていました。

メニューは、15種類以上の『おすすめ品』から選びます。

こちらは、お店の前に掲示されているお品書き。

店内でもゆっくり見ることはできますが、入店前に考えておくのもありですね。

家族それぞれが選んだメニューが運ばれてきました

娘が注文した、塩メンチ定食。

夫が注文した、もみぢおろしかつ定食。

私が注文した、とんかつ（ロース）定食。

サクサクとんかつに感動です！

まずは、とんかつをいただきます。

一切れを口に運ぶと、外側は、サクサク！
中のお肉は、柔らかくとてもジューシー。
お肉の旨味がギュッと凝縮されています。
3人とも「おいしい！」の言葉しか出ません。

家族が注文した品をちょっぴり味見してみました

夫のもみぢおろしをとんかつにかけて食べてみました。
赤唐辛子のピリッとした辛さがいいアクセント。
トンカツにもみぢおろしをかけたことはなかったので、とても新鮮でした。

娘の塩メンチは、木のナイフで切り分けながらいただくスタイル。
切るたびに肉汁が、ジュワッとあふれ出ます。
塩をつけていただくのも粋な感じです。

付け合わせは、メインを支える縁の下の力持ち

ごはんは、もちっとしており、とんかつとの相性が抜群。
お味噌汁は、しじみが入っており、なんだかホッとした気分になるお味。
キャベツは、とっても細かい千切り。
小皿のぬか漬けは、いい箸休めです。
また、定食のごはんやキャベツは、お代わり1回まで無料！といううれしいサービスです。

テイクアウトのかつ丼も絶品

今回、ランチに行くことができなかった息子のためにかつ丼をテイクアウト。

店内での食事と一緒に注文すれば、帰るときにはできたてをお持ち帰りできます。
息子は「おいしかった！」と大満足の様子でした。
お店の味をご家庭でも楽しめますよ。

とんかつ村井の歴史

とんかつ村井のお品書きに「ご挨拶」としてお店の歴史が、記載されています。
創業者は、村井菊次郎氏。1867年に食肉業を始め、その後株式会社鎌倉ハム村井商会を創業します。日本の食肉業界の礎の1人とも言われています。

「むら井」は、昭和20年に横浜伊勢佐木町に前身のお店「パールキッチン」として誕生。
鶴見では、昭和40年から現在に至るまで50年以上、営業を続けているそうです。

　スタートは駅ビルから。現在の場所にお店を構えたのは今からおよそ14年前。
鶴見での営業もさることながら、明治初期から続いていることに脱帽です。
横浜は、文明開花で栄えた都市のひとつ。その中で食文化の発展に貢献したなのですね。

お店のこだわり、スタッフさんたちに感銘

歴史もさることながら、お店のこだわりについても綴られています。
「創業以来の『正直が命』を厳守し、国産素材にこだわり、生産者の顔の見える食材を吟味し、ピュアな油を使用し『身体にやさしいカツ』を理念としております。」
（お品書きより一部抜粋）

お店の「カツ」に対する熱い思い、消費者の身体を思うやさしさを念頭に置かれていることに深く感銘を受けました。
また、代表の三原さんをはじめ、スタッフのみなさんには大変お世話になりました。
どの方も温かいお人柄で、心がほっこりとしました。