お仕事で疲れた時や気分転換をしたいとき、みなさんはどんなことをしますか？

あまり時間はないけど、何かで気分を変えたい。
そんな時におすすめなのが「尾原商店（おはらしょうてん）」での焼き鳥のお持ち帰りやサクッと立ち呑み。

「尾原商店」はお肉屋さんが営む焼き鳥店です。

もくもくの煙と良い香りに包まれながら焼き鳥を待つ時間や、外での立ち飲みは、少しワクワクした気持ちになります。
大げさかもしれませんが、家ではできない体験はちょうど良い気分転換になるかもしれません。

50年以上地元の方に愛され続けているお店なので、味はもちろんのことリーズナブルでおすすめです。

50年愛され続ける人気の精肉店兼焼き鳥店

「尾原商店」の開店は11時から。焼き鳥の販売は15時からです。

お店はJR南武線「尻手駅」より徒歩2分ほど。
駅を出て左手の国道140号を左折。直進して2つ目の信号機に出たら、再び左折するとすぐ左手側にある白い建物の1階にお店があります。

外観は、昭和を感じる懐かしい雰囲気で街に溶け込んでいます。

尻手駅から徒歩でお店に向かうと、たどり着く前にもくもくとあがる煙を発見。お店周辺は炭火の香ばしい香りが広がっていました。
この香りと煙で買う予定がなくてもついつい立ち止まってしまいそうです。

1本70円から！売り切れ注意の焼き鳥と人気のお惣菜

16時頃にうかがうと、すでにお店の前に順番待ちをするお客様の列と、忙しそうに焼き鳥を焼く店員さんの姿が見えました。

普段から店先に順番待ちのお客様がいるのを見かけますが、この日はオープンしてすぐお客さまから70本の予約が入ったため忙しかったようです。

閉店に近づくと人気のネタは売り切れになることも。できれば17時ごろまでの来店がおすすめです。

電話での事前予約も可能なので、お気に入りの串は予約するといいかもしれません。

店頭に並んでいた串は、ナンコツ・ハツ・タン・カシラ・レバー・シロ・ガツ・鶏モモ・つくね・味付けハラミ。
ハラミはタレですが、その他のメニューは塩かタレを選択できます。

価格は1本70円からとリーズナブル。価格が安く、小腹が空いたときに1本から買えるのがうれしいです。

お客さんには家族連れの方も多く、夕飯用のお持ち帰りや、おやつ代わりなどにも購入しているようでした。目の前で焼き鳥が焼かれる様子は、お子さんも見て楽しめそうですね。

店員さんに人気商品を伺うと「カシラ」だそう。

お店では国産肉類の量り売りをしているほか、「味自慢の牛もつ煮こみ」や「豚足スープ」などのお惣菜も販売しています。

常連さんによると、牛もつ煮込みも一押しの一品だそうで、ファンが多いのだとか。
尾原商店だけで夕飯のメインメニューが揃えられそうです。
お肉屋さんということもあり、おすすめの調理方法を聞くのもいいかもしれません。

自宅で楽しむ。お持ち帰り4品紹介

今回は、左から味付けハラミ（タレ）・シロ（塩）・ハツ（塩）・タン（塩）を、トースターで少し温めてからいただきました。

タンとハツは歯ごたえが良いです。しょっぱ過ぎずほどよい塩加減で、炭火の香りと肉のうまみが口に広がりたまりません。

シロは臭みがなく、噛むほどにあふれ出す脂と独特の食感がクセになります。

ハラミは筋張った感じがなく柔らかい。たれもしっかりしみ込んでいて、とてもおいしいです。
どれもおいしいですが、私は特に味の染みたハラミが好きでした。200円と他の焼き鳥に比べてお高い価格設定ですが、納得の味と食べ応え。

地元にあるとうれしい。安くておいしい焼鳥屋さん

尾原商店の魅力は、お肉屋さんが営む焼鳥屋さんということもあって、お肉自体がおいしいこと。加えてリーズナブルな価格、立ち飲み可能なところにあります。

店頭に簡易テーブルや台が設置されていて、「立ち飲みいいですか」と聞くと利用できます。お酒も購入できるため気軽にサクッと立ち呑みを楽しめます。

夕方には持ち帰りのお客さんや立ち飲みで盛り上がるお客さんなどが混在して、他にはない雰囲気を味わえるのも魅力。

お店の前の道路には桜が植わっているので、時期が合えばお花見も楽しめますよ。
桜を見ながら立ち飲みなんて贅沢ですね。これぞ地元民の特権！至福の時間です。

夕飯のお買い物に、ちょっとした気分転換に「尾原商店」に足を運んでみてはいかがでしょうか。