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オリンピック選手の練習場だった!?プールのある公園!鶴見区の「岸谷公園」

2021.12.17

鶴見区は便利な街ですが、体を思いっきり使って遊べる公園はなかなかないですよね。そんなときにおすすめの公園をご紹介します。

横浜市立東台小学校から坂をくだって歩くこと約5分。周囲をマンションや一軒家に囲まれた広い公園「岸谷公園」が見えてきました。
公園のある場所はちょっとした窪地になっていますが、スロープの出入口もあるので、ベビーカーや車椅子でも入りやすくなっています。

グラウンドがとにかく広い!

この広いグラウンドを見てください。住宅地にあって、これだけ広々としたグラウンドのある公園は、めずらしいのではないでしょうか?
こんな広いグラウンドがあれば、思いっきり体を使って遊べますね。ドロケイをしたら楽しそう!

余談ですが、私が子どもの頃は「ドロケイ」ではなく「ドロジュン」といっていました。ドロジュンのジュンは巡査のこと。地域によって呼び名がいろいろあるようですね。

日曜日の昼前という時間のせいか、この日はグラウンドには子どもが1人だけ。近くに小学校があるので、平日の夕方以降は子どもたちでにぎわいそうですね。

広々とした遊具広場

遊具は健康器具、鉄棒、ブランコの他にすべり台と幼児用の複合遊具があります。もちろんお砂場も。大きくきれいなお砂場なので、砂遊びが好きなお子さんにおすすめです。

それぞれの遊具は大きく間隔をとって置いてあるため、遊具広場も広々として見えます。これなら子ども同士がぶつかる事故はなさそうですね。

トイレは1か所、水飲み・手洗い場は2か所あります。敷地が広いので、いざというときのために案内図でトイレなどの位置をチェックしておいてくださいね。

公園の出入口は7か所!

住宅地のど真ん中にあってこれだけ広い公園ですから、出入口も1つや2つではありません。出入口はなんと7か所!そのうち2か所にスロープがあります。

公園の周囲には樹木もたくさん植えてありますが、通りからも公園の様子がうかがいやすいので、子どもだけで遊ぶ公園としては安心ですね。

横浜市のプールがある公園

横浜市には、夏季にプールを営業する公園が26か所あります。「岸谷公園」はその中1つ。鶴見区にはプールのある公園が3か所あり、横浜市内では磯子区に次いで2番目に多いのです。

プールは小学2年生以上から利用できる25mプールと、幼児向けのプールにわかれています。柵の間からのぞいてみましたが、想像以上の広さ!とくに幼児向けプールが大きい!おうちのビニールプールも楽しいけれど、たまには大きなプールで水遊びはいかがですか?

25mプールと幼児向けプールのあいだは柵で仕切られています。これなら小さいお子さんが誤って25mプールに入ってしまうこともないので、安心して遊ばせることができますね。

オリンピックの水泳選手の練習場だった

公園が窪地になっているので気になって調べたところ、「岸谷公園」はもとは房野池 (ぼうのいけ)という溜池のあった場所だったとのこと。

大正時代、房野池を含む周辺の土地は、「三笠園」という名前の自然公園として開業しました。房野池は1920年に開催されたアントワープオリンピックに出場する水泳選手の練習場にもなっていたとか。驚きですね。
その後三笠園は閉園しましたが、1937年、房野池には横浜市営岸谷プールが開設されました。

現在の岸谷公園には自然公園としての面影はありませんが、敷地内にあるプールがその歴史を伝えてくれます。
窪地になっていることとの因果関係は結局分かりませんでしたが、また一つ鶴見の歴史にふれることができました。土地について調べてみると、思いもよらない歴史が紐解かれることがありますね。

公園内には桜の木が植えてあり、手入れの行き届いた花壇もあるので、お散歩がてら訪れるお花見スポットとしてもおすすめです。

ぜひお近くの際には、足を運んでみてください。

エリア情報

岸谷公園

住所:神奈川県横浜市鶴見区岸谷3-20
問い合わせ先:045-573-1832
プールの開館期間:7月第2週土曜日~9月第1週日曜日を予定(期間中無休)
※詳細は「横浜スポーツ情報サイト『ハマスポ』」のホームページなどをご確認ください。