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歴史を感じながら静かなひと時を。「鶴見市場」駅から徒歩1分の「横浜熊野神社」

2024.10.18

横浜市鶴見区の閑静な住宅街に佇む横浜熊野神社。1200年以上の歴史を持つこの神社は、地域の守護神として今も多くの人々に親しまれています。

京急「鶴見市場」駅から徒歩約1分とアクセスも良い、歴史と自然が調和したこの神社の魅力をご紹介します。

悠久の歴史を感じる神社の佇まい

「鶴見市場」駅を出て、喧騒から離れるようにあること約1分ほど、荘厳な鳥居があらわれます。横浜熊野神社の存在感に、思わず背筋が伸びる思いです。

鳥居の手前にある「熊野神社」の文字が書かれた石碑も、なんだか雰囲気がありますね。

この神社は、平安時代(794年〜1185年)の初めに創建されたと伝えられており、紀州熊野本宮から勧請(かんじょう:神社を別の場所に移して祭ること)されたそうです。江戸時代初期には、徳川家康が訪れ、国家の安泰や武運長久(ぶうんちょうきゅう:戦の勝利を長く祈ること)を願ったという記録が残っています。この悠久の歴史を感じると、心が高鳴ります。

現在の社殿は明治時代(1868年〜1912年)に遷座(せんざ:社殿を移すこと)され、江戸時代の名工、渡辺家によって建てられた荘厳な佇まいが特徴です。その美しさに魅了されると、まるで時が止まったかのような感覚に襲われます。

石が伝える熊野神社の歴史

境内に足を踏み入れると、石柱で囲まれた一角が静かに存在感を放っています。
この石には詞のようなものが書かれていました。

まるでパワースポットのように感じ、本殿を見る前に拝みたくなるような雰囲気でした。

この日の気候も相まってか、非常に澄んだ空気が漂っているような気がしました。
なんだか訪れただけでリフレッシュできました。

現代に息づく伝統と信仰

熊野神社では、主な行事として、元旦の「正月行事」、8月には「例大祭」が開催されています。

正月行事では初詣が行われ、新年を迎える厳粛な儀式が特徴です。例大祭は神輿や屋台が出て、夏の風物詩として地域を盛り上げます。その他にも季節ごとの伝統的な祭りがおこなわれ、地域住民が集まりにぎわいます。

本殿参拝時には、二礼二拍手一礼の作法で神様に感謝の気持ちを伝えましょう。私も丁寧に参拝させていただきましたが、その瞬間、不思議と心が落ち着くのを感じました。何か大きな力に守られているような安心感に包まれます。

ベンチで味わう、何もしない贅沢

穏やかな雰囲気が漂っているからか、座って休む人もいらっしゃいました。
私もそれにつられ、座ってしまいました(笑)。

静けさに包まれ、何も考えずにぼんやりと過ごす時間が非常に心地よく、気がつけばリラックスした気持ちでリフレッシュできていました。忙しい日常から少し離れるのにぴったりの場所です。

川崎から歩いてこの神社に向かう途中、お米屋さんを見つけ、そこで販売されていたおにぎりを購入しました。神社の静かな空間でおにぎりをゆっくり味わいながら、穏やかで贅沢な時間を楽しむことができました。

ほっと一息、癒しのスポット ー 熊野神社でリフレッシュしよう

歴史と静寂が交差する心地よい横浜熊野神社。

境内にある記念碑や木々の佇まいが、時の流れを感じさせながらも、訪れる人々に心の安らぎを与えてくれます。

私自身、この神社を訪れて、日常から少し離れた特別な時間を過ごせました。
神社を後にする時、不思議と心が軽くなり、新たな活力が湧いてくるのを感じました。

みなさんも熊野神社で、歴史を感じながら静かなひとときを過ごすという“贅沢”を味わってみてはいかがでしょうか。

エリア情報

横浜熊野神社

住所:神奈川県横浜市鶴見区市場東中町9-21
交通:京浜急行線「鶴見市場」駅から徒歩約1分
連絡先:045-501-8685
営業時間:通常は終日参拝可能(社務所の営業時間は9:00〜16:00)
駐車場:専用駐車場あり(境内に十台、外に二台分)