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鶴見川を見ながら防災について考える「佃野防災拠点・船着場」

2023.04.01

日本の地震発生頻度は世界で4位です。
平成11年3月11日の東日本大震災の時は帰宅困難になったり、計画停電になったりしたことを思い出します。

今年に入ってからも、トルコやシリアでの大きな地震は記憶に新しいところですよね。
ここ鶴見区には、地震等災害時に防災活動の拠点となる場所があります。みなさんご存知でしょうか?それが、鶴見川にある佃野防災拠点・船着場です。

鶴見駅西口から鶴見川へ歩きます!

鶴見駅西口から線路に沿って歩いていきます。音楽スタジオやライブハウスを超えたら、歩道橋を渡ります。佃野町の住宅地を歩いていきます。旬の金柑の木が豊作でした。
すると、2〜3分かからないうちに元気に遊んでいる子どもたちの声が聞こえてきます。

佃野公園が見えてきました。さぁ。公園を歩いて行きましょう。もうすぐ、鶴見川が見えてきますよ。

ここが佃野防災拠点・船着場です。

京浜東北線の電車の中から見えていたのはこの景色でした。

鳩も飛んでいるのですが、白いユリカモメがたくさん飛んでいます。冬の鶴見川の風物詩です。その先には、鶴見のシンボル『森永製菓の鶴見工場』が見えます。

平成7年の阪神・淡路大震災がきっかけ

船着場を調べてみると、船の発着する所ということでした。一見『人を運ぶ』ことを想像しがちですが、緊急用の物資を運ぶのだそうです。だから、防災拠点の船着場なのですね。

佃野防災拠点船着場は平成10年に完成しました。

平成7年に発生した阪神・淡路大震災がきっかけで、もっと防災拠点の船着場を増やしていこうということになったのです。ここ佃野の他に、鶴見川には駒岡防災拠点と末広防災拠点があります。

地震などによる災害発生します
主要な幹線道路網の寸断されます
復旧資機材の輸送路として鶴見川が使われる

この船着場で荷下ろしして、防災拠点の佃野公園へ運ばれます。
どうか、まだまだこの機能が使われることがありませんよう祈らずにはいられません。

穏やかに電車を見渡せるのはありがたいことです!

「佃野防災拠点・船着場」のすぐ近くにJR鉄橋があるのですが、土手からは穏やかな日常の景色がひろがっています。行き交う電車を穏やかに見渡せるのはありがたいことです。

また、佃野防災拠点・船着場のある佃野公園一帯では、毎年、花火大会などのある『鶴見川サマーフェスティバル』がおこなわれていたのですが、近年は中止が続いていました。そろそろ、今年こそは開催されたらいいですね。

3.11は、風化させてはならない事実です。
近い将来、南海トラフ地震の発生も危惧されています。避けられないこととはいえ、これ以上の震災や災害がないことを祈ります。
防災グッズの用意を検討したり、自宅の食品ストックの見直しをしてみるいい機会になりました。

一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

エリア情報

佃野防災拠点・船着場

住所:神奈川県横浜市鶴見区佃野町15−14
アクセス:JR京浜東北線「鶴見」駅西口から徒歩約10分