ナイス株式会社はおかげさまで70周年

ハマ・サキマガジンはナイスがお届けする地域応援情報メディアです。

調理法はお好みで! 尻手駅「越田屋豆腐店」の焼いてもおいしいサクぷる「きぬ生揚げ」

2024.04.22

お豆腐はいつもどこで購入していますか?
私は普段スーパーやドラッグストアで購入していましたが、今回初めて豆腐の専門店へ行きました。訪れたのは「越田屋豆腐店(こしだやとうふてん)」。そこで購入した手作りの豆腐の味に驚いたので、ご紹介させていただきます。

まず最初に思うのが「スーパーとお豆腐屋さんの豆腐は何が違うの?」という点。なによりまず鮮度が違います。

お豆腐屋さんは毎日出来立てをお店に並べるため、いつでも新鮮。
さらに越田屋豆腐店のお豆腐の特徴は、大豆本来の味を感じられる点。

豆腐そのままを出しても、調理しても、立派な一品として成り立つ上に、体にもやさしい。食べやすく、毎日の食事に取り入れたくなるお豆腐です。

ドラマのロケ地?!尻手「越田屋豆腐店」

「越田屋豆腐店」は、JR南武線尻手駅から徒歩4分ほど。駅を出て左手にある国道140号を左折し直進します。直進してから3つ目の信号を右折。小さな通りを少し歩くと右手にお店があります。

シンプルな白い看板が目印です。

「越田屋豆腐店」は、開業63年になるお店。
現在は尻手生まれ尻手育ちの2代目店主が、お父様からお店を受け継ぎ1人で切り盛りされています。

お店の豆腐は周辺の飲み屋さんなどにも卸しているそう。ご近所のお店で、越田屋豆腐店の味に出会えるかもしれません。

ドラマをよく観る方は、外観を見て「あ!」と思ったかもしれません。実は越田屋豆腐店はドラマ「1リットルの涙」のロケ地になった場所です。女優の沢尻エリカ演じる「池内亜也」のお父さんが営む豆腐屋さんとして登場していました。

ロケ地の聖地巡礼としてお店を訪れる方もいるそうですよ。店内にドラマのポスターも貼ってあるので、お店の雰囲気と一緒に見るとドラマの風景が思い浮かびそう。

店主さんおすすめ!珍しい「きぬ生揚げ」

店頭に並んでいる商品は、豆腐・油揚げ・生揚げ・がんも・揚げ出し豆腐・絹揚げ豆腐など。
他にもお店で作っているものではありませんが、こんにゃく・しらたきの販売もしています。

最も作るのが大変な商品は油揚げで、完成に5時間近くかかるのだとか。
ふわっと軽い油揚げは何となくすぐに完成する気がしていましたが、すごく手間暇のかかる1品でした。

店主さんに「おすすめはなんですか」と伺うと、「きぬ生揚げ」が珍しいのではないかと教えてくれました。
「生揚げ」と聞くとピンとこない方もいるかもしれませんが、生揚げとは「厚揚げ」のこと。

基本的に生揚げは、木綿豆腐を高温の油で揚げて作ります。
高温で揚げることにより外はきつね色になりますが、中心までは火が通らないため豆腐のまま。

一般的に生揚げは木綿豆腐を使うことが多いですが、きぬ生揚げは名前の通り絹豆腐を使用しています。

地元で見つけるお気に入り!焼けばサクッと中はプルプル「きぬ生揚げ」

今回は店主さんおすすめの「きぬ生揚げ」を購入。
店主さんに簡単でおいしいきぬ揚げの食べ方を教えていただきました。

まずレンジやフライパンを使って中まで温めてから、ネギや醤油をかけて食べること。
素材の味そのものがおいしいからこそ、シンプルな調理法でいただくのがおすすめのようです。

自宅に帰ってさっそくきぬ生揚げをフライパンで焼き、醤油をかけていただきました。表面はカリッと、中の豆腐がプルプルでおいしかったです。
きぬ豆腐を使っているため煮物などに使うと型崩れしやすいかもしれませんが、味は染みやすいので工夫して料理してもよさそう。
味に癖がないため、どんな料理にもあうと思います。
煮込み時間を短めにしておでんにしたり、食感を活かすためカリッと焼いて、大根おろしや野菜などいろいろな具材をのせるのもおいしそうです。

おいしく食べて尻手の飲食店を応援したい

越田屋豆腐店がある通りは、最近まで「尻手銀座商店街」として栄えていました。店主さんは「ついに商店街が撤退してしまい通りが寂しくなってしまった」と言います。

近所のお店が減っていくのはやはり寂しいものです。
初めてのお店に入ることは勇気がいることもありますが、楽しみにもなるもの。遠くのお店に行くのもいいですが、住んでいる場所の近くにお気に入りの場所を増やしていませんか?
越田屋豆腐店の大豆本来の味を感じる豆腐。ぜひ毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

エリア情報

越田屋豆腐店

住所:神奈川県横浜市鶴見区矢向4丁目10-17
アクセス:JR南武線「尻手駅」から徒歩4分ほど
TEL:045-571-2578
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜日