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社有林の保全・育成×良質な住宅の提供で脱炭素社会の実現に貢献!
こんにちは、フェニーチェホームです。
今回は、脱炭素社会の実現に向けた当社の取り組みついてご紹介します。
自社で森林を保有し・育成し、脱炭素社会の実現に貢献
近年、大雨などによる自然災害は日本だけでなく、海外でも激甚化・頻発化しており、地球温暖化問題の関心が高まっています。
その中で、木は地球温暖化の原因の1つである炭酸ガスを取り込み、炭素を固定化する機能を持っていることから、森林の蓄積増加と炭素の固定機能に大きな期待が寄せられています。
そこで、フェニーチェホームを展開するナイス(株)は「木材流通」がルーツである企業として、少しでも地球環境保護に貢献したいという思いから、現在、猪苗代など全国8カ所、総面積2,021.3ヘクタール(国立競技場290個分に相当)の「ナイスの森」を保全・育成し、年間で約7,400トンの二酸化炭素を吸収しています。さらに「ナイスの森」全体では、二酸化炭素換算で約58万トンの炭素を貯蔵しています。
ナイス(株)では、地球温暖化対策として、人と環境にやさしい自然素材である「木」の普及を推進していき、脱炭素社会の実現に貢献することを目指しています。
自社一貫システムで高品質な国産木材を低価格で提供し、良質な住宅の供給を推進
ウッドショックの影響で、輸入木材が手に入りにくい状況が続き、価格が高騰したことにより、国産材に注目が集まりました。
でも、「国産木材は価格が高い」というイメージがありますよね。
国産木材が高い理由の1つに、流通の仕組みが挙げられます。
住宅メーカーは一般的に、製材メーカーや工場、卸業者などいろいろな会社を通して国産木材を仕入れます。いろいろな会社を通すことで中間マージンが発生し、人件費や運送費などにかかったコストが国産木材の価格に加算され、価格が高騰していきます。
ナイス(株)は、木材市場として創業して以来、国内外に自社の製材工場やプレカット工場を保有し、建築資材専門商社として建築に使われるあらゆる部材を供給しています。この独自システムを構築することで、家1棟に使われる約10万アイテムの部材を建築工程に合わせてジャスト・イン・タイムに納品するなどし、高品質な国産木材を適正な価格で提供し、良質な住宅の供給を推進しています。
国産木材を使った事例
フェニーチェホームを展開するナイスグループでは、2017年に本設オープンした「さんさん商店街」(宮城県南三陸町)を地元の建設会社とともに施工しました。
その際、「地元の木材をできる限り使いたい」という建築家・隈研吾氏の意向を受け、その木肌の美しさで知られる地元の「南三陸杉」を外壁および建物正面に用いられる縦ルーバーや下屋部分のポーチ柱に用いることを提案し、採用していただきました。
外壁および縦ルーバーは、地元の製材事業者である丸平木材(株)にて製材していただき、木肌の色味がより美しく出るよう低温乾燥が施されたものを使用。ポーチ柱は(株)山大にて製品化されたJAS機械等級区分製材品を使用しています。
そのほかの木材についてはナイス(株)がコーディネートし、調達を行いました。
また、2019年に完成した「国立競技場」(東京都新宿区)においてスタジアム外周部の軒庇(のきびさし)木ルーバー工事の材料供給と工事を行いました。
スタジアムの外観デザインの特徴ともいえる軒庇(のきびさし)には、47都道府県の認証林から伐採された国産スギ(沖縄県はリュウキュウマツ)を使っています。さらに、木ルーバーは調達した都道府県それぞれの方位に応じてスタジアム全周に割付されています。
国立競技場の近くへ寄られた際はぜひ、東北6県のスギを探してみてください。
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