天井の梁がきっかけで家づくりを決意
津波で家を失くしたA様ご夫妻はともに70代。しばらくの間、お嬢様のもとに身を寄せた後、人生始まって以来のアパート暮らしに。「2階だったので、足が不自由なご主人は、上り下りが大変でした」と当時を振り返ります。咳1つしても隣家に気を使わなければならない毎日に、たまらなくなったといいます。そんなある日、「もとの場所に家を建てよう」とご主人が宣言されたそうです。そして、出会ったのが「フェニーチェホーム」のモデルハウス。「天井の梁の出し方がひと目で気に入りました」とご主人。もとの場所に建てるのなら、「基礎を高くしてより安全性に配慮しては」と提案してくれた担当者の親身な対応も気に入り、「フェニーチェホーム」で家を建てることを決意されました。
誰もが動きやすく、使い勝手のよい住まい
念願の新居が完成し、落ち着いた暮らしに「とても使い勝手がいいんですよ」と喜ばれるご夫妻。足が不自由なために、少しの段差でもつまづきやすいご主人にとって、段差のない室内のバリアフリー、移動しやすい間取りなど、どれもが快適そのものだとか。立ち上がる際などご主人の介助役をされる奥様にとっても負担の軽減につながっているようです。また、「津波が来た場所だからと最初は心配もしましたが、盛土して基礎を高くしたので安心できました」とのこと。「住み慣れたもとの場所に戻って来ることができたのが一番です」としみじみ語る奥様です。ご主人は趣味の盆栽や庭づくり、奥様は畑に野菜や花を植えるなどして、誰にも気兼ねのいらない今の幸せを味わっておられます。