ライフスタイルに応じて間取り変更が簡単にできる4LDKが必要

3LDKタイプの間取り。将来4LDKへのリフォームは物理的に無理。

2LDK〜3LDKの間取りの使われ方

第6次マンションブーム※注5下で大量に供給されてきた2LDK〜3LDKという間取りは、実際にどのように使われているのか。例えば、3LDKで洋室二部屋、和室一部屋、リビングという間取りで子供二人の四人家族の場合は、夫婦が和室を「寝室兼用」として使うのが一般的。2LDKで子供一人の場合もやはり和室が「寝室兼用」であり、若いカップルだけの場合は一部屋を収納などにあてて、ワンルーム的な活用をするのが一般的なようである。しかし、将来的に二人の子供がそれぞれ個室を持ち、なおかつ夫婦の独立した個室を確保したいということになれば、ここで大量供給されたマンションの間取りでは到底対応はできない。
夫婦のプライベートな空間を確保するためには、やがて必ず4LDKの間取りが必要になるのである。

ワイドスパン型4LDK。

4LDKの間取りだからできること

4人家族という生活設計に基づいて居住空間を考える場合、物理的に言って3LDKの間取りを4LDKに変更することはできないが、4LDKの間取りならライフスタイルに応じて2LDKの生活にも3LDKの生活にも変更することができる。 また、最近はマンションの間仕切りを変更できるプランが出てきており、ユーザーのライフスタイルに応じて必要な居住空間を自由に設定することができるようになってきている。ユーザーの生活設計と潜在的なニーズは、間取りをいかにとれるかということに集約される。それを満たすことができるのは、4LDKが実現できるだけの居住空間をあらかじめ確保しておくことなのである。

ベッドが2つあるマスターベッドルーム

ナイス株式会社