現在、供給されているマンションは3LDKタイプが主流である。実際、首都圏内(東京、神奈川、千葉、埼玉)において2000年から2009年の10年間に供給された新規分譲マンションのタイプ別需給状況※注1(不動産経済研究所調べ)を見ても、供給された741,855戸中、 3LDKタイプが462,480戸(62.3%)を占めている。 |
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一方、4LDKタイプはと言うと、先述の首都圏の新規分譲マンションのうち、131,662戸(17.7%)が供給されているにすぎない。つまり20戸供給してようやく3戸だけ確保できるという計算となる。これは居間も含め5室分の採光を確保するために最上階か角住戸、あるいはライトコートやワイドスパンを導入しないと4LDKの間取りを実現できない「羊羹」型マンションの構造的・物理的な要因によるものである。 |