4人家族が3LDKタイプ(洋室二部屋、和室一部屋、リビング)のマンションに住む場合、子供の成長とともに二人にそれぞれに個室を与えることになり、夫婦は和室を「寝室兼用」で利用することになるのが一般的だと思われる。しかし、最近は夫婦の寝室、マスターベッドルームの要求が高まっている。
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しかもマンションの場合、和室はたいていリビングと隣接しているが、南面から明るい日差しを浴びる昼間の生活空間と、夫婦のもっともプライベートな空間となる寝室が同じになると、せっかくの明るい空間から寝室の暗いイメージが払拭できない。更に、夫婦のプライバシーはふすま・障子一つに隔てられているにすぎず、夜間にゆっくり寝られないし、落ち着かないということをよく耳にする。これが、潜在的なマスターベッドルームに対するニーズにつながっているのである。この夫婦のマスターベッドルームを確保するにはあと一部屋がほしい。つまり「4LDK」の間取りが必要なのである。
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